安全管理・危機管理に関する基本方針

1)安全管理・危機管理に関する基本方針

ボランティア活動は、自己責任が基本であるが、団体として、危機管理対策を行うことは重要である。しかし、事故や事件というのは、いつ・どこで・何が起こるかわからない。そこで、特定非営利活動法人NICE(日本国際ワークキャンプセンター)(以下、NICE)では、自然災害・国際テロ・感染症・犯罪などをはじめとする不測の事態に対応するために、危機管理対策をたて、楽しく安全な国際ボランティア活動の実践を目指す。

2)緊急時の対応と支援対策

重大な事件・事故あるいは重大な危機的な状況が発生した場合には、代表もしくは事務局長の指示により危機管理対策本部を設置し、直ちに対策に着手するものとする。危機管理対策本部には、「参加者・家族対応担当」、「情報収集・現地派遣対応担当」、「渉外手配担当」、「広報メディア担当」、「総務経理担当」などの担当を置き、それぞれの役割に応じて危機対策にあたる。

3)参加前の安全教育

NICEでは参加者の安全意識を高めるために、オリエンテーション、プレ・ワークキャンプ、受入案内資料において、トレーニングや必要な情報提供を行う。また、NICE が主催する事業のリーダーへは、危機管理についての安全教育を実施する

4)参加中の危機管理

4-1)国内事業
事業を共催する団体とともに参加者の安全管理を行う。
4-2)海外事業
参加者から「フライトスケジュールの連絡カード」の提出を義務付け、渡航日程の把握に努める。さらに、中長期ボランティア参加者は、「現地滞在先連絡カード」の提出を義務付け、危機管理に関する状況把握を行う。

5)必要な保険について

5-1)国内事業
参加者に対してNICEが保険加入を行う。ただし、補償内容等が限定されるため、本人の希望があれば、自己負担で本人が保険の加入を行う。
5-2)海外事業
海外で開催される国際ワークキャンプ・中長期ボランティアの参加者へは、「海外旅行傷害保険」などの資料配布と加入案内を行い、必ず保険をかけるように義務付ける。

6)危機管理マニュアル

NICEが作成する危機管理マニュアルは、適宜更新・改善を行い、様々なリスクに対応ができるようにする。事件・事故が発生した現場においては、身体・生命の安全確保を第一とする。

7)海外における危機レベルと参加の実施/延期/中止/帰国等の判断

海外危険情報の収集において、刻々と変わる現地情報を的確に把握する必要がある。そのために、外務省の海外安全ホームページを基本としながら、各国大使館や現地NGO 等からの情報を総合的に判断し、渡航の準備や安全対策を講じる。NICEでは、下記の4段階の危険度の区分に応じた対応をとる。
 この「海外危険情報」は法令上の強制力をもって渡航を禁止したり、退避を命令したりするものではないが、海外への派遣の実施、中止、延期、継続、途中帰国の判断をする場合、これらを十分参考にしながら判断することとする。
 

  該当地域・渡航経路地域
での想定状況
外務省などの安全対策の目安 NICEの対応
Level 4 *戦争・内乱・国際テロ・重大事
件・事故等の発生
*大型の自然災害・広域型の感染
症・疫病等の発生
*戒厳令・非常事態宣言等の発令
*治安の悪化やその他の重大な事
象の発生が想定される状況
*退避を勧告します
*渡航は延期してください
<参加前>
*プログラム紹介停止
<参加決定後・出国前>
*プログラム変更の指示
*変更料なし
<参加中>
*参加者の安否確認
Level 3 *流動的な社会情勢・政情不安・
不安定な経済情勢
*中規模の事件事故等の発生
*感染症・疫病等の発生など衛生
状況等の悪化
*該当地域で治安の悪化やその他
の事象の発生が想定される状況
*渡航の延期をおすすめします <参加決定後・出国前>
*本人の希望により、変更
*変更料なし
<参加中>
*家族の要望により、
参加者の安否確認
Level 2 *やや流動的な社会情勢が想定さ
れる状況
*小規模程度の事件・事故等の発

*衛生状況や治安が該当地域でや
や悪化している状況
*渡航の是非を検討してください <参加決定後・出国前>
*本人の希望により、変更
*変更料なし
<参加中>
*家族の要望により、参加者の
安否確認
Level 1 *上記以外のやや不安定な状態等
が散見される状況
*十分注意してください *渡航経路や滞在方法に関す
る注意喚起

8)情報公開

「安全管理・危機管理に関する基本方針」は、NICEのHP上で情報公開を行う。

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