グリーン・プロジェクト2

Project 2. カンボジア (カンポット州の Trapaing Sangke)
 
受入団体  CYA (Cambodian Youth Action): 担当者:SORN Sophat (代表) 
開催地  海沿いのため、ほとんどの時間、風が強い。地域はイスラム教徒と仏教徒が大半だが、彼らは仲良く生活・仕事を共にする。住民の大部分は漁師だが、エコツーリストへのガイドをしたり、彼らに食事・宿泊を提供することでもいくらかの収入を得ている。
活動の背景  ここTrapaing Sangke漁業コミュニティーで、CYAは2012年から自然の保護とエコツーリズムの推進に取り組み、観光客がマングローブの森を楽しめるように設備を整備したり、海面の上昇を防いだり漁業資源を守るためにマングローブを植えたり、種を集めて苗床で育ててきた。 
 村は今ではカンボジア人観光客や、ワークキャンプに参加する外国人ボランティアに大人気。ボランティアは毎年約1,000本のマングローブを植え、約10,000個の種を苗床で育てている。
 2016年のSCC事業中に、数年来、政府やアジア開発銀行の支援を受け港湾開発を続けるベトナムの建設会社が村の近くのマングローブ林を削り、壊したため、村人達は猛烈に抗議して工事は停止中。村人もボランティアもショックを受けたが、諦めないぞと気を取り直して、工事の翌朝には500本のマングローブを一緒に植えた!
 
主な作業内容 1. 村の保護区域でマングローブを植林。
2. マングローブの種を集め、苗床に植え付ける。
3. 村人達の稲刈りに参加して手伝う。
4. 2015 年の洪水で壊れた村への橋を修復。
2016年の実績  5/1-7/31に実施したSCC (気候変動を防ぐ地球ボランティア活動) 2016によって、
1. 600本のマングローブを植え、約600 kgの 𝐂𝐎 𝟐   排出量を削減。
2. 200 本のマングローブの種を苗床に植え付けた。
3. 香港からのグループ・ワークキャンプを受入、ペットボトルを使ったエコクーラーを推進。
* インドネシアとカンボジアのボランティア 2 名が、短期ワークキャンプも 2 回行いながら活動。
  
2017年の計画  SCC (気候変動を防ぐ地球ボランティア活動) 2017事業を7/4-9/25に5名のボランティア(募集中!)と住民で実施。植林本数の目標は3,000本だが、本オフセットで集まる金額による。短期(2週間)の国際ワークキャンプも5-9月に9回、日本との2ヶ国で超短期ワークキャンプを7/13-178/11-15、短期ワークキャンプを9/15-24に実施。