体験談・石見銀山

 
 
石見銀山の森


 私は国際交流と自然保護の活動がしたくて、石見銀山での国際ワークキャンプに参加しました。外国人の参加者は、エストニア・フランス・アメリカ・韓国から来ていて、彼らの国の話を聞くのが楽しかったです。キャンプの後半には、大田市で開催されるお祭りの準備を手伝い、各国の食べ物を祭りで売ることになりました。そのため、試食会を開いたりなど、バラエティに富んだ毎日を過ごすことができました。

 メインワークだった竹を切る作業は体力が必要で、たくさん汗を流しながら取り組みました。森を守るためになぜ竹を切るのか?という疑問について、共催団体のNPOの方が丁寧に説明をしてくださいました。竹の成長が早く、ほかの木々よりも竹の方が長くなると他の木が生きていけなくなってしまうと知り、衝撃でした。

 共催団体の方々は、石見銀山の森を守るために広い範囲に渡る森を手入れしており、実際に一緒にワークをすることで人手が必要な作業だと強く感じました。私たちのキャンプは2週間でしたが、少しでも活動の助けになったと言ってもらえて嬉しかったです。NICEのワークキャンプを通じて国内外問わず、これからも色んな人が関わっていくことで世界遺産である石見銀山を守っていければいいなと思います。