原水敦さんの履歴書。

2012/08/16

ワークキャンプ参加者から主催者へ。
原水敦さんの履歴書。

名前
原水敦さん
性別
男性
年代
34才(インタービュー当時)
属性
北九州社会福祉協議会
参加国
日本

満足度100%、やりがい度80%に込めた思いは?

今、振り返ると満足。なぜかって。楽しかったから。それだけでいいんじゃないかな(笑)。

ただ、ワークそのものが体力的には楽で、こちらが主体的に何かをやるというより、共催団体の方が準備したワークに取り組むことが多かったので(提供型ワークキャンプ)、やりがい度は80%です。

自分自身は、国際ワークキャンプ自体が初めてで、英語が不安だったけど、通訳の場面が多く少し戸惑う場面はありながらも、ワークへの負担が少なかったことで、不安そのものも、楽しめたかな。提供型は、ハジメテの人にとってはハードルが低く入りやすかったと思います。

大学では工学部に所属。でもボランティア活動では福祉分野に興味があったようですが、何かきっかけがあったのですか?

「参加までのボランティア経験」でも書いたけれど、中学時代の生徒会活動が原点になっているように感じる。アルミ缶集めて、高齢者施設に送ったりとか、その施設のおじいちゃんおばあちゃんと触れ合ったりとか・・・。今考えると、ここがやっぱり原点なんだよね。この経験が自分の中に残っていて、福祉に関わる事になっていったんだと思う。ただ、最終的に福祉の世界で仕事をしようと決めたのは、ワークキャンプやその後のNGO活動での出会いがきっかけ。世界の課題を身近に感じて帰って、今目の前に自分自身ができること、すべきことを考えたときに、福祉の世界かな・・・って思ったんよね。

成長ダイアグラムについて教えて下さい。

夜中のテンションが高い時に書いたから、どれも高評価だな(笑)。

国際ワークキャンプ(国見)に参加しただけならこれだけ高い数字にはならなかったけれど、国際ワークキャンプから始まり、その後九州NICE立ち上げに関わり、今現在は国際ワークキャンプを主催するようになり、その全ての過程を含めるとこれくらいの数字になる。特にNICEを通じての人脈はすごく広がった。九州NICE立ち上げ当時の仲間は、それぞれの場所で第一線で活躍している人たち。そんな人たちと今でも繋がっているのは大きい。

あと、九州のメンバーが活躍する姿を見るのも嬉しいかな。NICE事務局に、えいじ(上田英司)やまい(河津舞)を含め、4人も事務局に入ってるしね。

参加者から主催側にまわったのは?

社会人になってもワークキャンプに参加したい気持ちはあったけれど、仕事をすると長い休みがとれない。ワークキャンプのよさを地元の課題解決のために活かせるとは思っていたから、参加できないなら主催しちゃえって。

福祉の世界って、すごくどんよりしているんだよね。閉鎖的というか。社会と接点がありそうで、職員も利用者もほとんどない。これはいけないなって。まずは自分の周りから見直そうと思って、ワークキャンプのよさである「外からの刺激、風」を入れてみたんだよね。そして、障害のある大人と仕事でかかわっていると、社会を変えていかなくてはいけない使命感にかられるんだ。そのためにも、若い世代、子どもから学生まで次の社会を担う人たちに元気になってほしい。そして、それぞれの身近な世界から明るくしてほしいと思った。

実際いれてみて何か変化は起きましたか?

まだまだ。簡単にはいかない。もちろんいろんな意味で刺激にはなっているし、自分も楽しめている。成長も出来ている。だからプラスにはなっているよ。ただ、ワークキャンプは全てではない。ひとつの手段でしかない。だからワークキャンプで全ての課題を解決できるっていうわけではないよね。ただ主催することで、いろんな人たちを繋いでいけてるかな。

参加する若者に非日常を経験してもらって、日常に戻った時、何かに気付くきっかけにしてもらえたらと思っています。これからもNICEのネットワークを活用しながら、国際ワークキャンプを北九州で主催していきますよ。

それでは、最後に熱いメッセージを♪

これ以上熱いメッセージは必要かな?(笑) やりたいと思ったらやってみたらいいよ。親の反対、英語への不安…色々あると思うけれど、本当にやりたいなら乗り越えられるはず。自分が本当にやりたいと強く願えば、たとえそのこと自体はできなくても、必ず前に進むはず。

それぞれの一歩を踏み出そう!

2011年9月26日(月)電話インタビューにて

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