荒木(旧姓:黒田)陽子さんの履歴書。

2012/08/20

NICEでのつながりが私の支えに。
荒木(旧姓:黒田)陽子さんの履歴書。

名前
荒木(旧姓:黒田)陽子さん
性別
女性
年代
29才(インタービュー当時)
属性
ヨガ、マッサージ
参加国
ドイツ、日本

満足度80%、やりがい度80%に込めた思いは? 

ワークキャンプの参加者との時間は すごく満足で100%なんだけど、ワークの内容が結局なんやったんだろうって。英語が聞き取れなかったのか、いや違うな。英語でのコミュニケーションはとれていたしな。イタリア人が途中帰る!って言い出して、なんでって聞いたら、地域のためのワークじゃないと言い出したん。1800年代に建てられたお屋敷を宿泊施設にするために修復してたんだけど、結局そのお屋敷はキャンプリーダーのお父さんが関わっている宿泊施設になる予定みたいで。でもドイツの受入れ団体も関わっていたし、結局地域のために開かれた宿泊施設なんか、それとも個人のものなのかよくわからなくて。みんなで話し合って、最後までがんばろうよってなったけれど、結局どういう目的でワークが組まれたのか分からなかったので、80%かな。私の旅的にも、メンバー的にも、大満足やったんだけどね。

日本の大東でリーダーを務めた時は、学生だったんだけど、学生の不甲斐なさがでてしまった。私の代で、大東のワークキャンプがなくなってしまったし。リーダーにチャレンジしてみたものの、役目を果たしきれなかったんだよね。色んな人に協力してもらえたのに、それに返せなかったの。リーダーとしてはいけてなかったから、その時だけみたら、80%より低いかも。でもドイツの経験も合わせたら、これくらいの数字になるかな。

NICEに出会ったきっかけは?どうやって知ったんですか?

実はNICEではなくて、別の団体の説明会が大学であったん。その説明会で国際ワークキャンプのことを知って、ネットで調べたら、NICEも出てきた。NICEの資料も取り寄せて、わーーーー、いきたい!いきたいってなって、参加を決めたんだよね。最初の団体にしなかったのは、NICEのが参加費がやすかったから(笑)。学生やったら安い方がいいから、もっと安く行ける方法があると思って、調べまくって即決しました。

リーダーに挑戦したのは、ただいま会(国際ワークキャンプに参加した人たちが集まって、体験を共有する場。事後研修)でリーダーを募集していまーすってことだので、楽しそう!ってだけで手をあげました。実際リーダーがどんな仕事をするかよくしらんかったけどね(笑)。でも周りのやす(現NICE職員の井口育紀)やおちゃむ(NICE元会員)がリーダーやるって言っていて、私もやる!って宣言しちゃった。そんなんだったから、実際はぐたぐたになっちゃったのかもしれないけどね。

27歳で週末ワークキャンプに参加していますが、なんで参加しようと思ったんですか?

働くようになってNICEとは疎遠になっていました。でも、年1回のやす(現NICE職員の井口育紀)家の忘年会には、ずっと誘ってもらって参加していました。この忘年会は、NICEの人達がいっぱい来ていて。コントをやったり、それぞれの夢について語ったり。ホント、年1回のつながりだったけど、すごく大切な時間だった。その忘年会で出会ったけんちゃん(NICE会員)に、平田の週末ワークキャンプに誘われたん。でも、本当にけんちゃんに誘われたかは定かではないけどね(笑)。

ドイツや日本でのリーダーを通じて、どんな力が身につきましたか?(成長ダイアグラムについて教えてください)

スキル的なところは、英語力が高まったのが一番。その時は話せるようになったって実感が。今は話せないけど(笑)。使わないからね。

協調性はもともと自分ではあると思っていたけれど、それにさらに磨きがかかったと思う!自分でやっていく力も、何でも自分でできるんや!と思えるようになった。現地集合・現地解散やから、一人で集合場所にいかないかんこととか、日本ではリーダーやったから共催団体の方と連絡をとるとか。

社会への考えや価値観は、NICEのメンバーっていろんなことを考えている人が多くて、その中には社会問題に詳しい人もいる。そういう人たちの話を聞いて、語り合っていく中で、自分の価値観が変わったというか、広がった。私自身は全然社会問題とか詳しくないけれど、人の話を聞くことでちょっとは関心を持てたり。

そんな人たちと話せることがすごいなって。人脈を使う使わないじゃなくて、色んな人と出会う中で自分の幅がすごく広がったんだよね。社会人になって参加した週末ワークキャンプでは、NICEのメンバーともつながったけれど、NICEのメンバーが顔を出している他の団体の人達ともつながりあえて。ごうちゃん(NICE会員)の披露宴で知り合った人とか。NICEから、他の団体の友達ができたのもすごいなー。

新しい土地で新しい人生を歩み始めた荒木さん。今後の展望はありますか?

今後は平田でマッサージ屋さんをやっていきたい。マッサージをやろうと思ったのは、手に職を付けたいと思ったから。銀行に勤めていて、何が自分にできるんやろう、何になるんだろうって考えて。銀行員辞めてレジのおばちゃんになるのは嫌だ!(笑)と思って、手に職をつけたいと考えるようになったん。マッサージに決めたのは、肩もみが大好きで。お母さんにずっとしていたんだよね。

自分がしんどかった時期もあるから、マッサージの後に、その人たちの話を聴ける存在になりたいなって思っています。自然に、こちらも気負わずにできたらいいな。心がしんどかったりすると身体はがちがちやし、身体ががちがちやと心もしんどくなる。マッサージを通じて、そんな人たちとお手伝いができれば嬉しいかな。

今の私があるのは、NICEで出会った人たちのおかげ。大学生活がうまくいかなかったのとリーダーがうまくいかなかったことが重なって、すごく病んでいた時期があったん。社会人になってからも、事務から営業まで幅広い業務で病んで(笑)。そんな時、忘年会には必ず声をかけてくれて、つながりを持っていてくれたことが心強かった。

それと、最初に出会った、ごまちゃん(現NICE副代表の開澤裕美)の存在が大きかった。ごまちゃんって、どんな人の話でも聴いてくれる。すごいなって。あんな人になりたいなーって思ったのが、NICEと関わろうって思ったきっかけ。自分もごまちゃんみたいに、人の話が聴ける人になりたいです。

最後に熱いメッセージをお願いします。

参加するきっかけはなんでもいいと思う。そこで出会った人たちとどうするか。影響は絶対あるから、婚活しにきてても目覚めることもあると思うよ。ひとりぐらいわおるで。

婚活して、NICEの活動にはまった人(笑)

履歴書にもかいたけど、私にとってはNICEのメンバーとのつながりがとても勉強になったし、救いにもなった。本当にありがたい存在。これは間違いないです。そういう人たちと出会えるところって、そんなにないと思うし、あったとしても、自分が一歩踏み出さないと出会えないので、どんどんこれから参加する人にはがんばって動いてほしいな。

本当に、感謝☆ 感謝、のひとことだね。 この出会いをつくってもらえたことに。 いろんな人との。もちろん結婚もですね(笑)

2011年10月4日(火) 電話インタビューにて

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