Sama-Sama~インドネシア~

インドネシア
谷本博子

 

 

 

 

 「Hiroko! Hiroko!」子供たちは会うたびに私の名前を呼んで、満面の笑顔を見せてくれた。Susukan村の子どもたち、人々は本当によく笑う。村のお祭りはたとえ立派な運動場がなくてもみんな楽しそうで心から幸せそうだった。そんな村の人々の優しさ、暖かい笑顔に囲まれて過ごした2週間は、私は幾度となく、「私はなんで幸せなんだろう」と思った。 

 外国人自体、とても珍しいこの村では、私たちはとても有名人だった。会ったこともない人から名前を呼ばれたり、握手やサインを求められる体験は生まれて初めてであった。  

 様々な貴重な体験の中でも、1番心に残っていることは子どもたちと一緒に散歩に行ったこと。子供たちのお気に入りだという場所は見渡す限りの田園地帯であった。牛を使って田を耕して、昔の日本をみているようで、どこか懐かしく感じた。そして、その帰り道、のどが渇いたと言いだすと、1人の男の子がココナッツの木に登り始めた。そして、ココナッツの実を落とし、他の子どもたちも一緒に割って飲み始めた。私たちは子どもたちのたくましさに呆然とするばかり、川で泳いで、木に登って、田園を歩いて、テレビゲームをするよりも楽しくて、心も育つのではないかと思った。あらゆるものがそろっている日本の生活も確かに便利ではあるけれど、まわりの人々のつながりや自然を共に生活することの大切さを知ることができるSusukan村の生活から私は多くのことを学ぶことができた。

 「sama-sama」インドネシア語で「どういたしまして」という意味の言葉が私は大好きだ。日本語の「お互いさま」という響きに似ていて、「お互いのつながり」をより深く感じるからだ。散歩中に私のサンダルが壊れたとき子どもたちは何度も「私のサンダルを使って」と自分たちのサンダルを差し出してくれた。相手を思いやる気持ちの大切さを改めて痛感した。この2週間で私にできたことはわずかであったかもしれないが、私は多くのことを学ばせてもらった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・写真はインドネシアのワークキャンプに参加した方々からのご提供です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(※レポート作成者本人のものではありません。)

 

 

        

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