西アジア情勢の緊迫化を受け、軍事行動の即時停止と対話による平和的解決を求めます。

2026/04/01

西アジアと世界の平和を強く求める声明

特定非営利活動法人NICE(日本国際ワークキャンプセンター。以下NICE)は、米国およびイスラエルによるイランへの軍事攻撃、ならびにイランによるイスラエルおよび周辺諸国への報復攻撃に強く抗議し、それに伴い西アジア地域の緊張が急激に高まっている状況に対し深い懸念を表明します。私たちは、あらゆる軍事行動の即時停止と、対話による平和的な問題解決を強く求めます。

私たちが取り組む国際ボランティア活動は、1920年、第一次世界大戦後に争っていた国同士の人たちが手を取り合い、戦争で荒れた土地を復興し、仮設住宅を建築することから始まりました。活動の根底にあるのは「平和」への想いです。様々な異なる性別、年齢、国籍、宗教、文化、価値観等を持つ人々が共同生活を通して互いを理解して受け入れ、共通の目標に向かって地域住民とともに活動するこの取り組みは、世界90カ国以上に広がり、100年以上にわたって人と人との理解と連帯を育んできました。

こうした人と人との理解と連帯によって築かれてきた平和の歩みは、武力によって容易に損なわれてしまいます。西アジア地域においても、多くの人々が日常生活を営みながら、平和を望み続けています。軍事衝突が激化すれば、最も大きな被害を受けるのは一般市民です。暴力と報復の連鎖はさらなる暴力を生むだけであり、決して持続的な平和をもたらすことはありません。私たちは、いかなる理由であっても武力による解決に強く反対します。また、国家間の対立が激化する中で、特定の国籍や出身を理由に個人が差別や中傷の対象となることがあってはなりません。私たちは、いかなる人々に対する理不尽な行いにも強く反対します。

日本政府には、国際社会の一員として、武力の応酬を抑制し、対話と外交による解決を強く働きかけるなど、平和的解決に向けて毅然とした役割を果たすことを求めます。世界では今もなお、ウクライナ、パレスチナ、ミャンマー、スーダンなど、多くの地域で暴力や戦争により人々の尊厳が脅かされています。私たちはこれらすべての状況を決して見過ごすことはできません。

NICEはこれまで培ってきた国内外のネットワークを活かしながら、「微力は無力ではない」と信じ、市民同士の連帯と平和を育む活動を続けていきます。そして、この理念に共感・賛同するすべての方々とともに、平和の実現に向けて行動していくことを呼びかけます。

特定非営利活動法人NICE(日本国際ワークキャンプセンター)
職員・理事一同