誰も知らないヨルダン【ヨルダン海外ボランティア】

誰も知らないヨルダン
【ヨルダン海外ボランティア】

名前
高本佳奈さん
性別
女性
年代
20代
属性
学生
参加国
ヨルダン
プログラム名
Amman/Jordan/海外国際ワークキャンプ
期間
8/17~8/31
内容
孤児のための学校で造園
参加者国籍・ 人数
ヨルダン人、アメリカ人、カナダ人、スペイン人、オランダ人などの21歳から60歳

砂漠で眠り、砂漠で瞑想する朝は忘れられない貴重な体験である。

ヨルダンと聞いて、中東=危険と思い浮かぶ人が多い。しかし、ヨルダンはイスラエルとイラクという国に挟まれつつも、その両国ともうまく付き合っている中東の中でも比較的安全な国なのだ。そのヨルダンで、孤児のための学校、シュニラースクールで造園というワークキャンプに参加した。参加者は18人近くいた。ヨルダン人、アメリカ人、カナダ人、スペイン人、オランダ人などの21歳から60歳までが参加した。

夏のヨルダンでの野外作業は過酷だった。毎日35℃近くまで気温が上がり、昼間は暑すぎて危険。午前に働き、午後は昼寝、夕方から働き始めた。毎日毎日働いた。住むのはかつて孤児たちの寮だった場所で、子供たちともすれ違う。しかし、「子供へのトレーニング」「子供たちとの運動会」の予定は、予定のままで終わってしまった。初めての受け入れということもあり、うまくいかなかったこともあったようだ。日々肉体労働で過酷だったが、お陰でメンバーとの交流は深まった。

Freedayを使って行ったペトラ、ワディラムは忘れられない思い出のひとつである。プライベートバスを使い、まるで修学旅行気分だった。砂漠で眠り、砂漠で瞑想する朝は忘れられない貴重な体験である。

日々のワークの終わりに、ローカルのボランティア、カイス(18歳)に、ふと誘われたお宅訪問も貴重な体験だった。中東の中のクリスチャン・ファミリーの文化は、これまた新鮮だった。シュニラースクールは比較的アンマン都市部に近いこともあり、ワーク後に街のカフェに行ったり、買い物に行ったり、フリータイムの過ごし方も充実することができた。

ワークキャンプ中の日々の過酷な労働には、

「正直、なんのためにヨルダンに来たのだろう。なんでこんなに扱き使われているのだろう。」

と考えたこともあった。しかし、キャンプに参加して良かったと聞かれれば、大きな声でYESと言いたい。労働力以上に得られたキャンプのメンバーとの親交は、ワークキャンプの他に得られないものだからだ。キャンプ後も、パレスチナに詳しいメンバーとヨルダン川西岸を訪問したり、イスラエルでまた別のメンバーと再会したりと、キャンプの余韻はしばらく続いた。そして3年経った今でも、facebookで互いの近況を報告し合っている。誰も知らないヨルダンだからこそ、出会える素晴らしい人たちがいるのだ。

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