植林問題

植林とは、森林の保全・復元を目的とした樹木(の苗木)を植えることをさします。
森林には様々なはたらきがあるとされ、私たちにとって欠かせない存在です。
例えば以下のようなはたらきがあります。(JT*1)
①気候をやわらげる
②水を蓄える
③土砂の流出を防ぐ
④木材の生産
⑤空気をきれいにする
⑥安らぎの場となる
⑦動植物の住かとなる
⑧風や砂を防ぐ
⑨川や海の自然環境を豊かにする
しかし、世界では森林不足による地域ごとの課題が問題視されています。
例えばアフリカでは、人口増加に伴って年々森林が失われています。
主な原因として煮炊き用の薪炭材需要の増加や、農地確保のための開墾、過放牧などが挙げられています。
森林の減少は薪炭材や飲料水不足によって、人々の生活を脅かす他にも、
貴重な降雨の減少ももたらしています。降雨不足によって水源が枯渇した地域では
遠方まで水分を調達しに行かなければならない上に、せっかく手に入れた水も濁った
不衛生なものである場合も多く、さらにお金を払わないと分けてもらえない場合も
珍しくないといいます。
(タンザニアポレポレクラブ調べ)
また、アジア、特にフィリピンでは、国土の半分以上を占めていた森林は、
1960年代からの大規模な伐採、鉱業開発、伐採地での焼畑農業、
1980年代に入っても、土地転換や焼畑農業、森林火災、過剰伐採などにより
減少が続きました。木材資源は主に合版や建築材等として使用されています。
現在では、森林不足によって洪水などの自然災害の増加や環境の悪化などが
問題となっています。(JT*2、特定非営利活動法人イカオ・アコ*3)
NICEでは、こうした森林の課題に対して
様々な植林ワークキャンプを実施しています。
ケニアでは1962年に設立されたNGO、Kenya Voluntary Development Associationと共に国立保護区での植林活動を行う他、フィリピン、ボホール島では1997年設立の環境NGOイカオ・アコ共催の元、2011年から継続して海や養殖地でのマングローブの植林キャンプを実施してきました。

海外のみならず、日本では青森県で「白神山地を守る会」共催で
植林予定地で草刈等の整備作業や植林するための苗木の準備作業、
植樹祭の準備・運営の手伝いを行うキャンプを実施しており、2006年から今年で30回目になります。
「世界遺産・白神山地では、昔から多くの山棲み人が関わってこの山を守ってきました。
林業が廃れても、この自然は次世代に残したいものです。
是非、この大自然の中でさわやかな汗をかいてみませんか?そして、大自然だけではなく、
そこに住んでいる人々と会話を通して、自然を味わってみませんか?」
(白神山地を守る会 代表 永井雄人さん)
※参考文献
[1]http://ikawako.com/volunteer/philippines/
環境問題に関連のあるプログラム紹介
国 |
ワークキャンプ名 |
期間 |
主なワーク |
※このページに掲載しているプログラムは一部です。他のプログラムは、下の海外・国内ボランティアを検索をチェック!
◆◇◆参加者レポートから◆◇◆
【社会への考えや価値観】
◇環境について社会全体が働きかける必要があると感じた。(2019 夏 Sea Turtles ConservationⅣ)
◇国は違えど、皆、愛に生きています。(2019 春 Urban Farmer@Houli)
◇日本の環境のありがたみ。何の為に生きるのか。幸せとは何か、考えさせられた。(2019 春 Urban Farmer@Houli)
【体験エッセイ】
◆価値観も考え方も違う人達との共同生活は刺激的だった。自分の物差しにとらわれない姿や、固定概念などに固執せずに取り組む積極性を見て、私にとっても日本人にとっても、欠けている部分もやはりこの部分だと感じた。今回はそんな自分を打破したいといった目的もあったため、積極的な関わりを持つことと、失敗を恐れないことを心がけた。今回初めて一人で海外に行き、不安もあったが、日本人は一人で、誰にも頼れない環境が逆に自分が成長するための起爆剤となっていたと考える。(2019 夏 Marbrug Marbach)
◆ワークキャンプが開催される街はビーチのすぐそばで、ムシ暑く気候に慣れるのが大変で熱中症気味になりました。夜のワークも大変ですが、カメの卵を見つけたとき、お母さんカメに会えたとき、カメを海にかえすとき、このうちの1000匹に1匹しか戻ってこないと考えると「頑張れよ!」と思うとき、疲れも大変さもふっとんでいきます。私がワークキャンプで好きなのは、ここでしか会えない人に出会えることです。今回、イタリア人の女性と出会い、心と心で会話しているなと感じることが出来ました。また語り合いたいという夢ができ、ワークキャンプが終わったのは寂しいけれど、その夢が始まったと思うと、今はとてもワクワクしています。(2019 夏 Sea Turtles ConservationⅣ)
NICE (Never-ending International workCamps Exchange)
+ NGO/ NPO to organize workcamps and other voluntary projects
+ Vice-President of CCIVS at UNESCO and President of NVDA
Messages & Policies of NICE to the Eastern Japanese Earthquake
植林問題
植林とは、森林の保全・復元を目的とした樹木(の苗木)を植えることをさします。

森林には様々なはたらきがあるとされ、私たちにとって欠かせない存在です。
例えば以下のようなはたらきがあります。(JT*1)
①気候をやわらげる
②水を蓄える
③土砂の流出を防ぐ
④木材の生産
⑤空気をきれいにする
⑥安らぎの場となる
⑦動植物の住かとなる
⑧風や砂を防ぐ
⑨川や海の自然環境を豊かにする
しかし、世界では森林不足による地域ごとの課題が問題視されています。
例えばアフリカでは、人口増加に伴って年々森林が失われています。
主な原因として煮炊き用の薪炭材需要の増加や、農地確保のための開墾、過放牧などが挙げられています。
森林の減少は薪炭材や飲料水不足によって、人々の生活を脅かす他にも、
貴重な降雨の減少ももたらしています。降雨不足によって水源が枯渇した地域では
遠方まで水分を調達しに行かなければならない上に、せっかく手に入れた水も濁った
不衛生なものである場合も多く、さらにお金を払わないと分けてもらえない場合も
珍しくないといいます。
(タンザニアポレポレクラブ調べ)
また、アジア、特にフィリピンでは、国土の半分以上を占めていた森林は、
1960年代からの大規模な伐採、鉱業開発、伐採地での焼畑農業、
1980年代に入っても、土地転換や焼畑農業、森林火災、過剰伐採などにより
減少が続きました。木材資源は主に合版や建築材等として使用されています。
現在では、森林不足によって洪水などの自然災害の増加や環境の悪化などが
問題となっています。(JT*2、特定非営利活動法人イカオ・アコ*3)
NICEでは、こうした森林の課題に対して
様々な植林ワークキャンプを実施しています。
ケニアでは1962年に設立されたNGO、Kenya Voluntary Development Associationと共に国立保護区での植林活動を行う他、フィリピン、ボホール島では1997年設立の環境NGOイカオ・アコ共催の元、2011年から継続して海や養殖地でのマングローブの植林キャンプを実施してきました。
海外のみならず、日本では青森県で「白神山地を守る会」共催で
植林予定地で草刈等の整備作業や植林するための苗木の準備作業、
植樹祭の準備・運営の手伝いを行うキャンプを実施しており、2006年から今年で30回目になります。
「世界遺産・白神山地では、昔から多くの山棲み人が関わってこの山を守ってきました。
林業が廃れても、この自然は次世代に残したいものです。
是非、この大自然の中でさわやかな汗をかいてみませんか?そして、大自然だけではなく、
そこに住んでいる人々と会話を通して、自然を味わってみませんか?」
(白神山地を守る会 代表 永井雄人さん)
※参考文献
[1]http://ikawako.com/volunteer/philippines/
※このページに掲載しているプログラムは一部です。他のプログラムは、下の海外・国内ボランティアを検索をチェック!
◆◇◆参加者レポートから◆◇◆
【社会への考えや価値観】
◇環境について社会全体が働きかける必要があると感じた。(2019 夏 Sea Turtles ConservationⅣ)
◇国は違えど、皆、愛に生きています。(2019 春 Urban Farmer@Houli)
◇日本の環境のありがたみ。何の為に生きるのか。幸せとは何か、考えさせられた。(2019 春 Urban Farmer@Houli)
【体験エッセイ】
◆価値観も考え方も違う人達との共同生活は刺激的だった。自分の物差しにとらわれない姿や、固定概念などに固執せずに取り組む積極性を見て、私にとっても日本人にとっても、欠けている部分もやはりこの部分だと感じた。今回はそんな自分を打破したいといった目的もあったため、積極的な関わりを持つことと、失敗を恐れないことを心がけた。今回初めて一人で海外に行き、不安もあったが、日本人は一人で、誰にも頼れない環境が逆に自分が成長するための起爆剤となっていたと考える。(2019 夏 Marbrug Marbach)
◆ワークキャンプが開催される街はビーチのすぐそばで、ムシ暑く気候に慣れるのが大変で熱中症気味になりました。夜のワークも大変ですが、カメの卵を見つけたとき、お母さんカメに会えたとき、カメを海にかえすとき、このうちの1000匹に1匹しか戻ってこないと考えると「頑張れよ!」と思うとき、疲れも大変さもふっとんでいきます。私がワークキャンプで好きなのは、ここでしか会えない人に出会えることです。今回、イタリア人の女性と出会い、心と心で会話しているなと感じることが出来ました。また語り合いたいという夢ができ、ワークキャンプが終わったのは寂しいけれど、その夢が始まったと思うと、今はとてもワクワクしています。(2019 夏 Sea Turtles ConservationⅣ)
WORKCAMP in the World
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