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人生80分の1の有効な寄り道に
1期生ゆみ 『Say hello from the end of the world』 vol.1
投稿日時:2010/06/09(水) 17:46
ぼらいやー1期生として、世界を駆け巡ったゆみのエッセイ『Say hello from the end of the world』からです。
ゆみが見て、感じた世界をお届けします♪
![5187_1116750293262_1662142387_270160_4497039_n[1].jpg](http://nicevolyear.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_d3a/nicevolyear/m_5187_1116750293262_1662142387_270160_4497039_n5B15D.jpg)
Somebodyは、あるひと、だれかって言う意味。
人の考えは、大体「世間一般の考え」に多かれ少なかれ基づいていると思う。でも、それだって、「誰か大勢の意見」である前は、「誰か」の意見であったことには違いない。それなら、こんなことを言ってるSomebodyもいるかもしれませ
ん。
「勉強するな!」
日本ではママが、「勉強しなさい」って言いますね。子どももがんばるフリをします(たまに本気で)。もし点数がそれでも変わらなかったら、「もっと勉強しなさい」って言われるのは、まぁ道理に適っている。でも、もし、うまくして点が上がったとしたら、ママはなんていうでしょうか。
「あら、すごい、やればできるのね、じゃあもっとやりなさい。」
ひどすぎる仕打ちだと思う。やれっていったから点数を上げたのに、もっとやれといわれてしまうなんて、なんだか騙された気がする。
*
そういえば私はこの前友人に、こんなことを言われました。
「いやー、祐美の言ってることってホント面白いわ新鮮で」
『えっそっかなー(照れ)』
「祐美ってさー言ったら悪いけど底辺目指してるよね……まじ悪かった」
でもなんか妙に納得。旅に出て、決心が固まったことといえば「のんびり生きること」。
「アート伝道師、そして道端でアクセサリー売る姉ちゃんになるのとギターうまく弾けるよーになることが最近の夢」、とか抜かしている自分と、大学で医学を志すことを最近改めて確認した友人。そりゃどう見ても自分上昇志向じゃないよな。
*
モンゴルで「8時から仕事」といいつつ8時半におきて、やばって一瞬あせっても、周り見たら全員寝てたとか、エジプトのホテルにて、3つある時計+パソコンの時計、すべてがまったく違う時間をさしていたときに、私はある種のキモチよさをかんじてしまったのです。
「でも、怠ける人ばっかりだったら仕事が進まなくて大変なことになってしまう」
って考えるのが日本人だと思う。友達が言っていたように、「だから経済が発展して、うちらもこうして旅行できる」んだろう。ありがたい。
*
私は、旅する前、「世界を旅したら、世界のどの仕組みが人間に合ってて、どれが間違ってるのか、それがどっかでわかるかもしれない」ってうっすら思ってた。
でも、10ヶ月、私の回った16カ国(たぶん)のなかからは、それを見つけることはできなかった。わかったのはただ、「みんな同じ分、笑って、泣いて、怒っとるんだ」ってこと。
タンザニア(アフリカ)やエクアドル(南米)は、ちょっとしか仕事しない。でもすぐ「ぽれぽーれ」(ゆっくりINスワヒリ語)「とらんきーろとらんきーろ(又してもゆっくりINスペイン語)」とかいってても、それで成り立つSocietyになっていた(もちろん、働くかそうでないかは人によるけど)。
笑いたいときは笑え!泣きたいときは泣け!!でも、どんなにそれが楽しそうに見えていても、やっぱり心が辛い時はつらそうだった。
ヨーロッパの人は(そして日本人は)、何でも持ってた。きれいなおうちがいっぱいあった。海外に旅行出来たり、かわいいお洋服が買えてた。でもやっぱり、働きたくないけどまじめに働いたり、いやなことも腹に溜め込んだりする。
これは単なるひとつの捕らえ方で、どっちが幸せかって言いたいんじゃなく、こんな小娘にもわかるはっきりした「文化的な違い」と、「人間的同じこと」があるのだということ。
*
ひとりひとり、自分の幸せが何か決めていい。そして、自分が何を選んでいるのかを、よく考えようよ。
思いっきり恋して人たらしこんでいくのが人生かもしれないし、くっさい服で高級レストランに殴りこみ、歌を聞かせてお金を取るのが人生かもしれない。かとおもえば親との関係を一生かけてゆっくり修復していったり、どっかの国でお坊さんになるのが本当の人生かもしれない。
「人生で、大切にするもの」は、自分にしか決められない。自分には決める権利と、そしてそれを上回る、おっきな義務があると、私は思っています。
ゆみ
ゆみが見て、感じた世界をお届けします♪
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Somebodyは、あるひと、だれかって言う意味。
人の考えは、大体「世間一般の考え」に多かれ少なかれ基づいていると思う。でも、それだって、「誰か大勢の意見」である前は、「誰か」の意見であったことには違いない。それなら、こんなことを言ってるSomebodyもいるかもしれませ
ん。
「勉強するな!」
日本ではママが、「勉強しなさい」って言いますね。子どももがんばるフリをします(たまに本気で)。もし点数がそれでも変わらなかったら、「もっと勉強しなさい」って言われるのは、まぁ道理に適っている。でも、もし、うまくして点が上がったとしたら、ママはなんていうでしょうか。
「あら、すごい、やればできるのね、じゃあもっとやりなさい。」
ひどすぎる仕打ちだと思う。やれっていったから点数を上げたのに、もっとやれといわれてしまうなんて、なんだか騙された気がする。
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そういえば私はこの前友人に、こんなことを言われました。
「いやー、祐美の言ってることってホント面白いわ新鮮で」
『えっそっかなー(照れ)』
「祐美ってさー言ったら悪いけど底辺目指してるよね……まじ悪かった」
でもなんか妙に納得。旅に出て、決心が固まったことといえば「のんびり生きること」。
「アート伝道師、そして道端でアクセサリー売る姉ちゃんになるのとギターうまく弾けるよーになることが最近の夢」、とか抜かしている自分と、大学で医学を志すことを最近改めて確認した友人。そりゃどう見ても自分上昇志向じゃないよな。
*
モンゴルで「8時から仕事」といいつつ8時半におきて、やばって一瞬あせっても、周り見たら全員寝てたとか、エジプトのホテルにて、3つある時計+パソコンの時計、すべてがまったく違う時間をさしていたときに、私はある種のキモチよさをかんじてしまったのです。
「でも、怠ける人ばっかりだったら仕事が進まなくて大変なことになってしまう」
って考えるのが日本人だと思う。友達が言っていたように、「だから経済が発展して、うちらもこうして旅行できる」んだろう。ありがたい。
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私は、旅する前、「世界を旅したら、世界のどの仕組みが人間に合ってて、どれが間違ってるのか、それがどっかでわかるかもしれない」ってうっすら思ってた。
でも、10ヶ月、私の回った16カ国(たぶん)のなかからは、それを見つけることはできなかった。わかったのはただ、「みんな同じ分、笑って、泣いて、怒っとるんだ」ってこと。
タンザニア(アフリカ)やエクアドル(南米)は、ちょっとしか仕事しない。でもすぐ「ぽれぽーれ」(ゆっくりINスワヒリ語)「とらんきーろとらんきーろ(又してもゆっくりINスペイン語)」とかいってても、それで成り立つSocietyになっていた(もちろん、働くかそうでないかは人によるけど)。
笑いたいときは笑え!泣きたいときは泣け!!でも、どんなにそれが楽しそうに見えていても、やっぱり心が辛い時はつらそうだった。
ヨーロッパの人は(そして日本人は)、何でも持ってた。きれいなおうちがいっぱいあった。海外に旅行出来たり、かわいいお洋服が買えてた。でもやっぱり、働きたくないけどまじめに働いたり、いやなことも腹に溜め込んだりする。
これは単なるひとつの捕らえ方で、どっちが幸せかって言いたいんじゃなく、こんな小娘にもわかるはっきりした「文化的な違い」と、「人間的同じこと」があるのだということ。
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ひとりひとり、自分の幸せが何か決めていい。そして、自分が何を選んでいるのかを、よく考えようよ。
思いっきり恋して人たらしこんでいくのが人生かもしれないし、くっさい服で高級レストランに殴りこみ、歌を聞かせてお金を取るのが人生かもしれない。かとおもえば親との関係を一生かけてゆっくり修復していったり、どっかの国でお坊さんになるのが本当の人生かもしれない。
「人生で、大切にするもの」は、自分にしか決められない。自分には決める権利と、そしてそれを上回る、おっきな義務があると、私は思っています。
ゆみ
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