国内・海外ボランティア活動を行う
国際ボランティアNGO NICE(ナイス)は
1990年の設立。国内・海外約90か国で
ワークキャンプ等の各種事業を行います。
●ガザでの即時停戦を呼びかけます。
●ウクライナと世界の平和を強く求める、緊急声明とアクション
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ボランティア活動は、自己責任が基本原則ではありますが、NICEでは、安全な国際ボランティアの活動を目指して、これから参加を検討されている方や参加が決まった方に、安全に関する基本的な情報を提供します。

これから参加を検討されている方へ
安全な国際ボランティアを行うために
参加された方が、大きな事故や怪我がなく活動を終えるというのは、参加者だけでなく、受入地域のみなさんも同じ気持ちです。ボランティアは、自己責任が基本となります。主催団体も安全に配慮した運営を行いますが、あわせて、自分自身が安全に活動できるよう、事前の情報収集や安全意識を持って参加をお願いします。
はじめに
1)NICEが紹介するプログラム
NICEが紹介している国際ボランティアプログラムは、CCIVS、NVDA、ALLIANCE、SCIなど、国際ボランティアに取り組んでいる海外NGOを取りまとめるためのネットワーク組織があります。これらの組織に加盟するためには、活動実績や他の海外NGO理事からの推薦状が必要だったり、一定のクオリティを保つための取り決めをクリアーしているかの厳密な審査があったりします。NICEは1990年の設立以来、延べ6万人のボランティアが国内・海外で活躍した実績とネットワーク組織への貢献が認められ、安定的に活動が展開されています。
2)安全に関する意識
ボランティア活動は、自己責任が基本原則です。普段の生活環境とは違う慣れない場所になりますので、普段以上に安全に関する意識を高めて参加ください。主催者団体も安全に配慮をした運営を行いますが、あわせて、参加者自身が事前の情報収集や安全意識を持って参加をお願いします。
参加前の準備
1)現地から届く英文案内状をしっかり読んでください
参加が決まった方には、現地から英文での案内状が届きます。行き方や持ち物、プロジェクト情報などとても大切なことが書かれています。多少英語が苦手な方もいらっしゃると思いますが、辞書を使いながら、必ずすべてに目を通して、案内状に記載されている準備をお願いします。
最近は、英文案内状を印刷せず、スマートフォンのデータのみで現地にもっていく人が増えていますが、スマートフォンが充電がきれたり、盗まれたり、壊れたりする可能性があります(実際参加者の中で、データでしかもっていかず、集合場所や緊急連絡先がわからなくて困ったという人がいます)。必ず、英文の案内状を印刷して持って行き、飛行機のなかなどで、再度読んでください。
2)海外旅行保険の加入
出発前に各自で出発から帰国までの期間をカバーする海外旅行保険に必ず加入してください。クレジットカードに付帯されている旅行保険は、海外旅行保険に比べて、補償範囲が狭いことや補償額が少ないために、お勧めはしません。NICEで紹介している海外旅行保険を利用される場合は、こちらで保険内容が確認できますので、万が一何かあった場合にも、スムーズな対応ができます。NICEで紹介している海外旅行保険を希望される場合は、下記担当者にご連絡ください。
NICE全国事務局
担当:下村
TEL:080-2347-3184
Email:out@nice1.gr.jp
3)活動地域の情報収集
活動地域の治安情勢、犯罪の傾向・手口、衛生状況、病気・医療に関する情報、風俗・習慣、現地の法律等社会情勢等の最新の情報について、ガイドブックなどを利用して収集してください。NICEでは、参加決定後に、同じプロジェクトに参加する方を紹介したり、過去経験者も希望されれば紹介をすることもできますので、お問合せください。
4)事前研修への参加
NICEでは参加者の安全意識を高めるために、オリエンテーション、プレ・ワークキャンプ、受入案内資料において、トレーニングや必要な情報提供を行っています。東京・大阪近郊で定期的に開催をしていますので、参加が決まった方は、ぜひ、ご参加ください。
参加中の安全管理
1)貴重品の管理について
貴重品の管理は、参加者自身でおこなってください。ボランティア期間中は、盗難が発生をしない環境を参加者がつくることも非常に大切です。
2)現地での指示を尊重してください
ボランティア活動期間中は、現地のコーディネーターやプロジェクトリーダーの指示を尊重してください。夜間の外出や一人歩き、飲酒など、ご自身での安全コントロールは非常に大切です。また、海外での車の運転については、基本的な原則として、ボランティア活動中は行わないようにしてください。
3)健康管理
日本とは気温や湿度、食文化が違うところがほとんどです。慣れない環境でストレスをためてしまうこともよくあります。適度な食事をとり生水・生ものに注意し、十分な睡眠と休養をとりましょう。旅行日程も詰め込みすぎると疲れてしまいます。もし怪我をしたり病気になったりしたら、無理をせずに早めに病院で診察してもらいましょう。
4)前後の旅行について。村人とは違い、油断大敵です!
ボランティア活動中に村人達と仲良くなって「ここの人達はいい人ばかり」という考えを持ったまま、観光地や大都市に行くと、騙されてひどい目にあうこともあり得ます。旅先での現地の人との交流は旅の醍醐味のひとつですが、見知らぬ人をむやみに信用しないように。気持ちを切り替えて、しっかり手綱を締めなおしましょう!
5)頼まれても、持ち物は預からないこと
旅でのひとつの醍醐味は、何といっても出会いです。素敵な出会いも多いと思います。しかし、どんなに仲良くなっても、断る勇気を持つことも大切です。例えば、知り合いから「日本の友人にこれを渡して欲しい、頼めるかな?」と言われても、断りましょう。
その荷物の中に、違法なものが入っている可能性もあります。アジアの一部の国では所持しているだけで厳しい罰則になる国もありますので、十分に気を付けてください。
事故時の対応
1)現地との連絡
ボランティア活動期間中に、重大な事件や事故が発生した場合には、現地団体を通じてNICEに連絡があります。現地団体と連携をしながら、NICEとご本人、ご家族と対応を行っていきます。
2)トラブルにあったら
万が一トラブルにあったら、警察署に行き、被害届の受理書(ポリスレポート)を受け取りましょう。ボランティア活動中であれば、現地団体やプロジェクトリーダーにも報告を必ずしてください。パスポートの再発行や保険請求時に必要です。病院で治療を受ける際には、医師の診断書や治療明細書、請求書・領収書を書いてもらいましょう。また、すぐ対応できるように大使館や利用している旅行・航空・保険・カード発行会社の連絡先を、事前に控えておきましょう。
危機管理方針
1)危機管理方針
安全管理・危機管理に関する基本方針は、NICEのHP上で情報公開を行っています。
こちら(pdfファイル)からご覧いただけます。