国内・海外ボランティア活動を行う
国際ボランティアNGO NICE(ナイス)は
1990年の設立。国内・海外約90か国で
ワークキャンプ等の各種事業を行います。
●ガザでの即時停戦を呼びかけます。
●ウクライナと世界の平和を強く求める、緊急声明とアクション
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【8/18-26】大阪府河内長野でのグループワークキャンプ
2018/09/04
大阪府河内長野市でのグループワークキャンプ
- 団体名
- 名古屋外国語大学宇治谷ゼミ
- 形態
- フィールドワーク型ゼミ合宿
- 場所
- 大阪府河内長野市
大阪市内から約30分。滝畑四十八滝や岩湧山などの豊かな自然だけでなく、金剛寺や観心寺などの伝統的な建物も残る。つまようじの生産地としても有名。 - 参加者
- ボランティア 16人
宇治谷ゼミより 学生5名 教員1名
NICEより1名
台湾人9名
+住民多数 - 期間
- 2018年8月18日(土)~8月26日(日)
- 仕事
- 笹・竹薮(耕作放棄地)の伐採。商店街活性化について地域住民との意見交換
- 宿泊
- 民家。自炊。寝袋必要
- SDGs該当項目
まちづくり・陸の豊かさ

ワークキャンプの背景
みんなの未来かいたく団(みんたく団)との開催。
農とは、安心安全な食の確保に不可欠であり、生きることの本質と密接に結びつく。しかし、農に必要な土地は、人口減少や若者人口の都市部への流出などにより、耕作放棄地と化し、全国で増加の一途を辿っている。耕作放棄地が広がることで、農地の持つ災害防止機能の低下や荒廃による周辺農地への悪影響を及ぼす。そこで、みんたく団では、河内長野市内の耕作放棄地を開墾し、農地として土地を再生している。また、畑や田んぼで農業体験イベントを開催し、地域の方々の交流の場としても活用。このような農的取り組みに加え、地域との協働や自分らしく生きていく居場所・出番作りを通じて、持続可能なコミュニティ、人々が生き甲斐を感じることができる社会作りを目指している。
活動内容とスケジュール
ワーク内容
① 笹・竹の伐採
② 畑の草刈り
③ ディスカッション:河内長野市や駅前商店街の活性化ついてワールドカフェ形式にて議論
午前 | 午後 | 夜 | |
8/18 | 集合 | 歓迎会 | |
8/19 | オリエン | 笹・竹の伐採 | 振り返り |
8/20 | 畑の草刈り | 笹・竹の伐採 | フリー |
8/21 | 笹・竹の伐採 | 笹・竹の伐採 | 台湾ナイト |
8/22 | つまようじ資料館、駅周辺見学 | 地域活性化ディスカッション | 中間総括 |
8/23 | フリー | 短編映画鑑賞&ディスカッション | 銭湯・フリー |
8/24 | プレゼン準備 | 笹・竹の伐採 | オリエン |
8/25 | 最終総括 | プレゼン準備 | プレゼン発表・送別会 |
8/26 | 清掃・解散 |
様々な形で参加した協力団体・協力者の方々
*みんなの未来かいたく団の方々(笹薮での作業のほか、交流会、他団体との調整、車の手配など)
*にぎわい河内長野21の方々(ディスカッションイベント準備・開催、駅周辺案内、車の手配など)
*株式会社広栄社(つまようじ資料館案内、車の手配など)
*カフェ放送てれれ(短編映画・字幕準備、イベント開催など) *地主さん(土地の使用など)
*ワーク場所の地権者の方々
本ワークキャンプの目的と成果

日台のボランティアパワーで、耕作放棄地再生活動の応援
笹・竹に対して合計約15時間×14人=210人時のワークを完了!
笹は七夕、竹は様々な製品に使われているため、あまりネガティブなイメージはないが、放っておくと農地・農作物に悪影響が及ぶこと、環境に配慮し定期的に人の手によって手入れが必要であることなども学んだ。

過疎・地域活性に関する議論を通じて、課題解決に向けた新たなアイデアを創造
若者らしいSNS映えするデザインの考案や地域の製品つまようじを活かした商店街発展に対するアイデアなど多数出た。河内長野の新たなキャッチフレーズや1日観光プランなど、短期の滞在ながらも、地域について学びながら互いに知恵を絞って、様々な提案をした。地域の方からは、是非実践したいとのお声もいただいた。

河内長野市民と日本・台湾の若者達が、友情・相互理解・連帯感を自然に深める
ボランティア作業やディスカッション、普段の生活(炊事、食事、洗濯、清掃、銭湯など)も共に過ごすことで、自然なコミュニケーションが生まれた。最終日には、別れを惜しみ涙する姿も。
最新の国内プログラムは以下をチェック!
参加者からの声
本キャンプの良い思い出
◎台湾ナイト ◎夜のおしゃべり
◎台湾・日本メンバーとの交流
◎地域の方々との話し合い
◎スーパー銭湯 ◎竹を切ったこと
◎自炊 ◎共同生活
本キャンプの悪い思い出
〇虫刺され 〇暑かった
〇寝不足 〇体調不良
日本人参加者エッセイ「一期一会」
私にとって2度目となるワークキャンプでした。前回は参加者の男女比が半々だったのに比べ、今回は9割が女の子だったり、日本で台湾人を受け入れる側ということもあり不安もあったけど、そんな不安はすぐにかき消されました!
とにかくまず今1番言いたいのが、参加したおかげでみんなと出会えたということです。作業中や休憩中、夜にもいろいろ話してお互いのことが知れたし、普段のことだけでなく将来のことまで深く語り合えたのもすごく大きなことでした!さらに朝昼晩のごはん作り、清掃、皿洗いとグループに分かれて日替わりで回していたので、チームで協力して頑張ることの大事さを学べたのに加え、チーム内でもとても仲良くなれました!この出会いは本当に貴重で、今回のキャンプだけで終わりにしたくないので、次は私がみんなに会いに台湾に行きたいなと思っています!
ボランティアの作業に関しては、農業耕作放棄地での草むしりや竹を切る作業だけでなく、どうすれば河内長野を活性化させられるのかアイデアを出し、地元の人たちにプレゼンもしました。アイデアを出していく中で、こんな発想あるんだ!とか私もそう思った!とか、国や文化によっての考え方の違いも感じたし、共通点もたくさんあるなとも感じました。また、英語での日常会話も、地元の方たちへの通訳も、普段ならなかなか経験できないこと。英語という言語のおかげでここまで深く関われたので、英語を使えば世界中誰とでも仲良くなれるのではないかと嬉しく思いました。
ワークキャンプ全体を通して、正直、経験者で上級生ということもあり、しっかりしなきゃというプレッシャーはあったけど、それが逆に良い意味で責任感を感じ、積極的にみんなに声をかけて行動できたなと思いました。今までリーダーのような存在とはほど遠い人間だったのに、みんなを引っ張ろうと思えるほど成長できたなと感じたのはこのワークキャンプのおかげなので、成長にも出会いにもすごく感謝しています!本当に参加して良かったなと思いました!!
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