池田(旧姓:関口)梓さんの履歴書。

2012/08/21

アクティブな自分に変身!
池田(旧姓:関口)梓さんの履歴書。

名前
池田(旧姓:関口)梓さん
性別
女性
年代
29才(インタービュー当時)
属性
上海で語学習得中
参加国
モンゴル

満足度9、活動のやりがい度7の数字に込めた思いは?これって100%がマックスじゃないですよね(笑)。

違います(笑)。10点満点中です。モンゴルの国際ワークキャンプに参加をして、色々自分自身に変化がありました。それまでは、所謂、「大学生」でした。外に出るのは、学校やバイトに行く時と、友達と遊ぶ時で、外に出るよりも家で本を読むことが好きな性格でした。それが、モンゴルに参加したら世界がぐっと広がって、「とにかく何かしなければ」って気持ちになれたんです。親には、帰国してから勢いがあるねって言われたくらいです(笑)。

自分の人生の中でも大きな転換期だったので満足度は9としました。

ワークの内容は、モンゴルの草原にある農場で養護施設の子どもたちと一緒に収穫のお手伝いでした。ひたすら畑の作物を収穫していました。どんどん畑がきれいになっていくと、畑はものすごく広いですから、達成感を感じることが出来ました。ただ自分がワークに関わったのは一時期ですから、自分が行ったからそこの課題が解決したってことではないんですよね。流れの一部でしかなかったので、7としました。もちろんワークが成り立たなかったという話も聞きますので、私が参加したものはちゃんと仕事もできましたし、一緒に参加をしたメンバーとも仲良く活動できたのでよかったです。

帰国後、「何かしなくちゃ!」と思ったのは何かきっかけがあったのですか?

モンゴルへ行く前は、自分が何かアクションをしても意味がない、そんなことしてもしょうがないじゃんって思っていたんです。でもNICEに関わってみたら、こうしたらいいんじゃない、もっとこうしようよってどんどんアクションを起こしている人が沢山いました。やってみないと何もわからないな、やってみないで意味がないって言っていたらダメだなって思ったんです。

子どもに関わることに何か取り組みたいと思って、ちょうどよいタイピングでSSP(Sister-School-Project;2003年、NVDAの1つの企画として姉妹学級が生まれ、NICEと繋がりのあるBWCA(バングラデシュ)の運営する小学校(アブドゥール・ガフ・シカ・シビール)と日本の公立小学校(渋谷区)を姉妹学級として結ぶに至る。2004年度はBWCAの他、チッタゴン丘陵地帯の学校(PBMとプルナジョティシシュソダン)2校と日本側の小学校(常磐松、北越谷、小山)の計3組が交流を結ぶ。2005年度、2006年度はBWCAの運営するアブドゥール・ガフ・シカ・シビールと埼玉県の北越谷小学校、チッタゴン丘陵地帯のプルナジョティ・シシュ・ソダンと東京都の中野本郷小学校との交流を進めた。また、2005年度、2006年度と2年連続で、JICAの協力の下、TV電話(JICA-net)を利用した交流をアブドゥール・ガフ・シカ・シビールと北越谷小学校間で行った。)の報告会が開催されることを知りました。とても興味深い活動だったので、参加を決めました。夫の転勤で上海に来るまで、細く長く関わっていたんですよ。

ワークキャンプを通じて得たチカラ(成長ダイアグラム)について教えてください。

まず一番影響を受けたのが5)社会への考えや価値観、6)その後の人生に活きた人脈でしたので、そこに5をつけました。その他の項目は相対的に、感覚で付けたので深い意味はないです(笑)。

社会への考えや価値観について話すと、ワークキャンプに参加するまでは、社会課題に関してそこまで興味がなかったんです。総合学科だったので、JICAでゴミの処理を扱っているゼミや、タイのスラム、少数民族を研究しているゼミもあり、そういった授業はとっていたのですが、自分が関われるものとは思っていませんでした。でも実際にモンゴルへ行ってみたことで、文字でしか見てなかったものが、自分の感覚で実感することができたんですね。今まで自分とは関係のないことだと思っていたことが、自分の目で見たことで、自分の感覚に落とし込めました。その感覚があったから、SSPで活動をしようって思えたんですね。

その後の人生に活きた人脈ですが、旦那が大きいです(笑)。NICEを通じて知り合いましたからね(ここは削っていただいてもいいですよ(笑))その他にもワークキャンプ中のメンバーだけでなく、SSPを通じてできた仲間も、不思議な縁が続いています。友達とはちょっと違う関係なんですよね。どう表現していいかわからないんですけれども、いつも連絡をとっていなくても遠い存在にならない、いつもつながっている感覚かな?どこにいても、何をしていても、またすぐに会えるだろうって気持ちでいられます。そういう人たちと出会えたことも嬉しかったですね。

今後の夢や展望を教えてください。

夫の転勤で上海に来ましたが、早く日本に帰りたいです(笑)。日本は平和だったなと思います。でも夫の転勤は5年間と言われているので、せっかくだから中国語がぺらぺらになるまで語学力を磨きます。日本に戻った頃に、またSSPの活動に顔を出したいですね。バングラデシュだけなく、他の国とも日本の小学校を繋ぐ活動が展開できたらいいなとぼんやりですが考えています。

あとは、自分の生活のことになりますが、子どもを産んで家族を増やしたいです☆

最後にメッセージがあればお願いします。

とにかくやっちゃえ!と思います。最近の子たちと触れ合ってないからわからないけれど、mixiで質問受け付けますってやっていましたよね?その掲示板を見ていて、とにかく自分でやってみようよって思っていました。みんな心配しすぎなんじゃないかと。やらないとわからないし、自分で調べる姿勢も必要だと思うんですよね。やったことがないのに、不安や不満を言ってもしょうがないと思います。何事もとりあえずやってみることがとても大切だと思います。

2012年6月6日(水)16:00-@スカイプ

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