国内・海外ボランティア活動を行う
国際ボランティアNGO NICE(ナイス)は
1990年の設立。国内・海外約90か国で
ワークキャンプ等の各種事業を行います。
●ガザでの即時停戦を呼びかけます。
●ウクライナと世界の平和を強く求める、緊急声明とアクション
- 国際ボランティアNGOのNICE トップ>
- NICEが取り組む他の活動>
- 分野に特化した活動:その他>
- 東日本大震災・特別ワークキャンプ(総合)>
- 高校生のためのグローバル体験キャンプ>
- 高校生のためのグローバル体験キャンプ in 岩手

TOP | キャンプについて | スケジュール | 募集要項とお申込み | アクセス | 主催団体について |
木村 昌之さん (おかし工房 木村屋 代表) | |
![]() |
木村 昌之さん (おかし工房 木村屋 代表) |
昭和元年の創業以来85年、『まごころと感謝を味に込めて』を念頭に、常に地域に根ざした地域密着型の経営を心がけてきました。創業当初からの『あめっこ』『けんけらっと』のような駄菓子は今では当店だけでしか製造しておりません。
当店の主力商品は『気仙ゆべし』『雁月』で、木村屋といえばかならずこの二つの名前がでてきますが、このお菓子は元々この地域で昔から作られていたものです。『人寄り』つまり人の集まる時には無くてはならない郷土菓子でした。それをいかに美味しく食べていただくかと試行錯誤を重ね当店の看板商品として育て上げてきました。
そんな中、地域のシンボル的存在の本店、道の駅「高田松原」内の支店「窯工房KIMURAYA」、そして自宅のすべてが津波により流出しました。 震災後に多くのお客様から再建を望む声、もう一度あのお菓子を食べたいという声に心が大きく動かされました。津波で店舗が、工場がそして自宅迄もが流されていくのを目の当たりにした時、これですべて終わった、と観念した自分をもう一度奮い立たせてくれたのがそのお客様の声でした。
私たちが作っているのは「お菓子」です。お菓子の存在価値とは何なのだろうか?と考えてみますとそれは人の心を和ませる、幸せにしてくれるという事だと思います。ケーキ1個で家族が和む、会話が弾む、そんな力がお菓子にはあると思います。その力を信じて、以前のように陸前高田の人たちが普通にお菓子が食べられるように、と私たちもがんばってまいります。
|
|
河野 通洋さん (株式会社 八木澤商店 代表取締役) | |
![]() |
河野 通洋さん (株式会社 八木澤商店 代表取締役) |
八木澤商店は、創業1807(文化4)年造り酒屋として創業、 1945(昭和20)年に味噌・醤油の醸造をはじめました。身近にある地元の良い素材をみつけだし、 美味しく加工することはもちろん、自社農園での自根(じこん)きゅうりや大豆、小麦、しそなどの 生産も行い、地域の自然と共に、伝統だけにとらわれることなく 常に良いものを探し、本物を追い求める老舗醸造蔵会社です。震災前、歴史を感じさせる醸造蔵には、良質な土壌菌が棲みつき、 気仙杉でつくられた木桶が並んでいました。
巨大地震による津波は、八木澤商店の、200年以上経た蔵や杉桶、店舗だけでなく工場や倉庫に貯蔵していた原料にいたるまで、その製造機能を「すべて」流していきましたが、奇跡的に「もろみ」が見つかりました。
製造設備のすべてを失っため、 しばらくは協力会社での委託生産が続きましたが、 平成24年末には自社工場が完成。「つゆ」や「タレ」の製造も始まりました。また、今年から醤油の本格的な仕込みも始まります。震災後に就任した、新社長を始め、営業、商品開発も若いスタッフ達が中心となり、新生「八木澤商店」がスタートしています。
一.私たちは、食を通して感謝する心を広げ、地域の自然と共にすこやかに暮らせる社会をつくります。
一.私たちは、和の心を持って共に学び、誠実で優しい食の匠を目指します。
一.私たちは、醤(ひしお) の醸造文化を進化させ伝承することで命の環(わ) を未来につないでゆきます。
この不変の経営理念のもと、八木澤商店の地域の食を守る思いはしっかりと受け継がれています。
|
|
佐藤 博文さん (きのこのSATO株式会社 代表取締役) | |
![]() |
佐藤 博文さん (きのこのSATO株式会社 代表取締役) |
高田町でしいたけやきくらげの無農薬栽培を手掛けるきのこ生産者です。元々は、雇用対策のために、きのこ栽培と販売の会社を立ち上げましたが、土地の水、風、人によって、プロの料理人からも絶賛される、高級レストランから問い合わせの絶えない、美味しいきくらげの栽培に成功しました。2011年3月11日、大震災で津波が事務所を直撃しました。多くのハウスが流されましたが、しいたけハウスの直前で波は止まり、きくらげの培養棟だけは無事でした。これからハウス増設に伴い、さらに雇用を増やして働ける場所を提供し、陸前高田市をきのこから復活させたいと考えています。
陸前高田市で栽培するきのこは、全国でもトップクラスの良質なものです。地形が南に向いた湾のため、海から潮風が入って山を駆け上がり、湿度、ミネラル、塩分が程よいバランスで保たれた環境で成長します。塩分はきのこにとって、成長を抑制する要因ですが、ちょうどいい塩分のストレスが、生命力を活性化させ、良く育とうと美味しくなります。そして、塩分の影響で、ゆっくり大きく育ち、鮮度が保たれ、細胞がしっかりと成長します。雑味がない、香りたつ濃厚な風味に、瑞々しい食感、肉厚なのが特徴です。
3年後の100人雇用を目指し、まずは昨年8月に17棟のハウスの建設に着工。さらに来年、再来年と段階的に増設し、最終的には50棟にする予定だ。
|
|
藤田 敦さん (岩手県漁業士会 大船渡支部 指導漁業士) | |
![]() |
藤田 敦さん (岩手県漁業士会 大船渡支部 指導漁業士) |
陸前高田の広田湾は、豊かな自然環境の条件が整い、その湾で取れる「わかめ」「ホタテ」「カキ」は、全国から高い評価を受ける絶品です。
親潮と黒潮がぶつかりあう海流と、
清流の気仙川からうまれるプランクトンを栄養とする海産物は、良質なものになります。
特に、わかめは、外湾の荒波にもまれることにより、肉厚で食感の良い、「三陸ならではのわかめ」が育ちます。
藤田さんは、「湯漬け」などこだわりの養殖方法によって牡蠣を生産し、大きくふっくらとした牡蠣は東京のオイスターバーなどにも出荷。
「溢れんばかりに旨みが広がり、甘みを感じます。牡蠣自体に歯ごたえがあり、食感も素晴らしいものがあります。」と評価されています。
藤田さんの牡蠣は、震災によって、大きな被害を受けましたが、
一日でも早く美味しい牡蠣を全国に届けるために、5月には新しい船の進水式を行なった。
|
FAQ |
|
|
|
グローバル体験とはどんな体験ですか? |
|
様々な国の人たちと一緒に、力を合わせて、何かにチャレンジしたり、目標達成に取り組んだりすることを、
私たちはグローバル体験の最も根幹を成すものと考えています。
このキャンプでは、英語で考えたり議論したりするというトレーニングの機会を多く提供します。
それに加えて、被災地が抱える課題について、国や立場を超えた多くの人と話し合い、販売プロジェクトを進めることで、
多様な視野に触れることができます。
|
|
どれぐらいの英語力が必要ですか? |
|
参加資格は、英語準2級~2級以上、またはそれに準ずる英語力です。
プログラムは基本的に英語で進行していきます。
もちろん、完璧に英語を話せたり、聞き取れたりする必要はありません。
むしろ、英語で積極的にコミュニケーションを取ろうとする前向きな姿勢のほうが大切です。
|
|
震災復興ボランティアやビジネス体験は初めてですが、参加できますか? |
|
はい、参加できます。
初めてのボランティアやビジネス体験の高校生でも参加ができるように大人がサポートしていきます。
地元で受け入れてくださる方々も、高校生が陸前高田にきてくれることを楽しみに待っています。
|
|
事前にどんな準備が必要ですか? |
|
陸前高田や訪問したい場所のことについて、インターネットなどを利用して調べてきてください。
和文や英文で、その地域や商品の魅力をどんな風に伝えたらいいか考えてきてください。
|