【2/5-13】ベトナムMai Chauでのグループワークキャンプ

2020/02/05

ベトナムBuoc村でのグループワークキャンプ

団体名
名古屋外国語大学世界共生学部
形態
実地学習型科目
場所
ベトナムBuoc村
ハノイから車で約4-5時間。約64世帯が暮らす村。
参加者
ボランティア 14人
日本学生 11人 ベトナム3人
大学教員 1人 NICEスタッフ 1人 ベトナムスタッフ 1人

+住民多数
期間
2020年2月5日(水)~2月15日(木)
仕事
トイレ建設、幼稚園の壁アートペイント、子どもへの英語教育
宿泊
高床式ゲストハウス。食事提供。寝袋不要
SDGs該当項目
 
教育、水・トイレ
※この活動は新型コロナウィルス対策を行い実施しました

 
ワークキャンプの背景

Buoc村は中国南部から移住してきたタイ民族の暮らす、純粋な風景を残す小さな村。山々と緑に囲まれており、この自然環境のために村民は農業を頼りにしている。かつては川に隣接して居住し川の水を使って庭仕事をしていたが、雨季に山から下ってきた水で洪水が起こり全てを流してしまうため川近くで暮らすのは非常に危険。そのため、政府は住民がもっと高い土地へ移住できるよう援助し、木造の伝統的で永住可能な家屋を建設。2002年に新しいBuoc村が再建設され始めてから10年以上が過ぎ、最近では頑丈な家や舗装道路、電気といったものが全ての村人にとって基本的な生活環境となった。過去ボランティアパワーで各家庭に順番にトイレを建設してきた。

活動内容とスケジュール

ワーク内容
①    トイレ建設作業
②    幼稚園の壁アートペイント
③    子どもの英語教育

  午前 午後
2月5日   集合・移動 歓迎会
2月6日 オリエン・村散策 ベトナム語講座 振り返り
2月7日 トイレ建設作業 アートペイント/英語教育 振り返り
2月8日 トイレ建設/アートペイント 英語教育/アートペイント 住民との交流会
2月9日 トイレ建設/アートペイント 英語教育/アートペイント 振り返り
2月10日 トイレ建設/アートペイント 英語教育/アートペイント 振り返り
2月11日 最終総括 送別会準備/英語教育 送別会
2月12日 ハノイへ移動 ハノイ観光 ハノイ観光
2月13日 ハノイ観光 解散  

本ワークキャンプの目的と成果

従来と現代の生活様式の変化過程にある村の生活のあり方を探り、調和すること

トイレ作りに合計約12時間×9人=108人時のワークを完了
1家庭に汲み取り式トイレがひとつ完成した。今回トイレができた家族は、言葉が通じなくても、とても喜んでいる様子が伝わってきた。地域の幼稚園の壁にアートペイントも施した。

ボランティア間や地域住民との相互理解促進や連帯感を育むこと

ボランティア間の絆はもとより、地域住民との距離が縮まった様子だった。幼稚園でのペイントをしていると、自然と住民が立ち寄り、声をかけてくれる。ベトナムのボランティアを通じて、談笑する場面も。また、英語の授業をきっかけに、地域の子どもたちはボランティアたちと仲を深め、通訳がなくても身振り手振りで意思疎通を図りつつ、一緒に買い物や散歩、スポーツを楽しんでいた。

Buoc村の生活を体験し学ぶこと

鶏や犬の鳴き声で起きる朝、バッファローを放牧させるお隣さん、早朝の畑作業、日本では見ない食材を使った料理、シエスタ、昼夜問わずのご近所さんとの食事会、夜街灯のない真っ暗な村、視界目いっぱい広がる星空、伝統衣装を着るなど、Buoc村ならではの生活を五感を使って体験した。別企画だが、開催中に日本の中学校とオンライン授業を実施し、ベトナムや村について英語で質疑応答を行った。「社会科で習った高床式家屋を見れてよかった」「ベトナムの人はフレンドリーだと感じた」など、多くの気づきのコメントをいただいた。

参加者からの声

本キャンプの良い思い出
◎トイレやペイントが無事終了 ◎現地の人との交流
◎英語教室 ◎村の人たちがいい人たちだった
◎みんなで食事 ◎村人とのコミュニケーション

 

本キャンプの悪い思い出
〇自分の会話力 〇体調不良