【2/24-3/8】タイTamekでのグループワークキャンプ

2020/02/24

タイTamek村でのグループワークキャンプ

団体名
国際ボランティアサークルRuff(愛知県立大学)
形態
サークル活動
場所
タイ南部Trang県Tamek村
Trang空港から車で約1時間。約500世帯からなる仏教の村で、山間部の豊かな自然に恵まれている。
参加者
ボランティア 18人
日本 11人 タイ 4人 フランス 3人
他 NICEスタッフ 1人 タイスタッフ 1人

+住民多数
期間
2020年2月24日(月)~3月8日(日)
仕事
貯水槽の基礎作り、ミニダム作り、苗床作り
宿泊
木造コミュニティスペース。食事提供。寝袋持参
SDGs該当項目

陸の豊かさ
※この活動は新型コロナウィルス対策を行い実施しました

 
ワークキャンプの背景

Tamekは豊かな自然に囲まれた200年以上の歴史がある村。ここに暮らす約500世帯は仏教徒。政府が森林保護区域として指定し、森の活用を許さなくした一方で、自然と共に持続的な暮らしを続けてきた村民は、自然との共生を常に模索し、暮らしのモデルを広めようとしている。ワークキャンプでは村民と協力し、幅広い活動の応援をする

活動内容とスケジュール

ワーク内容
①    貯水槽の基礎作り
②    ミニダム作り
③    苗床作り

  午前 午後
2月24日   集合・移動 自己紹介
2月25日 竹の伐採・運搬 コーヒーの種採取 交流会
2月26日 苗床作り 苗床作り 振り返り
2月27日 貯水槽の基礎作り 貯水槽の基礎作り フリー
2月28日 貯水槽の基礎作り フリー 振り返り/日泰仏語レッスン
2月29日 ミーティング 観光 観光
3月1日 観光 観光 フリー
3月2日 フリー 貯水槽の基礎/苗床作り 交流会
3月3日 川から水汲み・ムエタイレッスン 貯水槽の基礎/苗床作り 日泰仏語レッスン会
3月4日 ミニダム作り ミニダム作り 振り返り
3月5日 ミニダム作り ミニダム作り フリー
3月6日 貯水槽の基礎作り/苗木採取 貯水槽の基礎作り/苗木採取と苗床作り 日泰仏語レッスン会
3月7日 子どもとの文化交流 送別会準備 送別会
3月8日 片付け・移動 解散 -
 

活動の様子を収めた動画はコチラ(Youtube)

 

本ワークキャンプの目的と成果

日泰仏のボランティアパワーで、村が必要とする活動を応援すること

約20人のボランティアが、村人たちと協力。貯水槽の基礎を完成!新しい貯水タンクによって、水源からの貯水量がアップし、水を供給できる家庭が8~12軒増える。川に小さなダムを造ったことで、少し深めの箇所ができ、子どもの遊び場にもなった。

ボランティア間や地域住民との相互理解促進や連帯感を育むこと

タイ、フランス、日本の3ヶ国から集まったボランティアと地域住民で活動。一緒に働き、食べて、寝て、また働く。2週間共に過ごせば、時にはぶつかることも。言語や文化、習慣、知識、様々な違いによって、起こる軋轢も、焚火を囲んで語り合うことで理解を深めた。

自然との共生を体験し学ぶこと

日本と比べると不便に感じるかもしれない自然の中での生活は、普段感じられない何か大切なものを教えてくれる。参加したボランティアからは「モノが多くなくても豊かな生活ができる」「日本の生活でも水を大切に使おうと思った」など、コメントがあった。

参加者からの声

本キャンプの良い思い出
◎現地の人や海外メンバーとの交流
◎村の人たちがいい人たちだった
◎みんなで食事 ◎タイ語とフランス語の勉強

本キャンプの悪い思い出
○水の使い過ぎで水不足になったこと
○英語力 ○虫 ○別れ

日本人参加者エッセイ「微笑みの国」

 自分にとって、18日間も外国にいるという経験は初めてで、留学したかのような体験でした。海外旅行は何度か経験があるのですが、このワークキャンプでは外国、および地元の方と直接関わることができて、今までになく、とても良い旅となり、仲良くなることもできて本当によかったです。
 途中で水不足に陥ったりしましたが、みんながいたからこそ乗り切ることができました。仲間がいれば立ち直れるというのは本当なのだと思いました。度々言語の壁が立ちはだかり上手く伝達できないことがありました。英語が聞き取ることができず辛いこともありました。事前にもっと英語の勉強をしていればもっと楽しかったのかなと感じました。ぼんやりと将来留学に行きたいと考えていましたが、積極性とある程度の言語力がないと何の意味もないということもよく分かりました。
 ワークキャンプなどのボランティアで1年海外にいくのも有意義なものになりそうだと感じました。外国の方々と深く関われる機会はなかなかないので、ワークキャンプはとても良いものだな思いました。人との交流を通した、地域、国、他者理解が今後に役立つのではないかと感じます。自国、自分を考え直すきっかけにもなりました。このワークキャンプに関わった全ての人に感謝します。本当にありがとうございました。