【報告】石川県加賀市でのグループワークキャンプ

2017/02/20

大学ゼミ×台湾高校の合同グループワークキャンプ

団体名
宇治谷ゼミ(名古屋外国語大学)
形態
フィールドワーク型ゼミ合宿
メンバー
■名古屋外国語大学より
ボランティア8名 教員1名
■NICEより
ボランティア2名 スタッフ1名
■台湾より
高校生ボランティア10名 教員1名 スタッフ1名
期間
2017年2月3日(金)-11日(土)
開催場所
石川県加賀市大土村
内容
過疎高齢化の進む地域で雪かき作業
小学校・児童センターでの異文化交流会

雪かきボランティア

屋根から落ちて背丈まで積もった雪の除雪作業。文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている大土村の家屋が、雪の重さで崩壊してしまわぬよう家や神社の周りをきれいにしました。

小学校訪問

地域の小学校に訪問し、台湾の文化を紹介。大きなポスターを手作りし、劇やクイズを交えて、今回は台湾での正月の過ごし方について発表。生徒たちは台湾に興味津々で聞き入っていました。

地域の料理教室参加

地域で毎月実施している交流会。今回は料理教室が開催され、地域の方々と一緒に白菜ロールや豚汁、大根サラダ等を調理しました。台湾式の「いただきます」ではじまり地域の方の思いを伺いました。

雪国でのフリータイム

フリーデイには、加賀市有数の観光地山中温泉街でリラックス。作業の合間には、白熱の雪合戦や大きなかまくら作りも行い、日本人も台湾人も大はしゃぎで楽しみました。

活動中の写真

   
   

共催団体

自然体験おおづち村と共催。加賀市東谷地区はかつて製炭業で栄えたが著しく過疎化が進み、消失する集落もある中、大土町を含む4集落は独特な集落景観を持っていたことから平成23年に国重要伝統的建造物群保存地区に選定された。しかし仕事や教育を求めた人々は村を出て現在大土町では住民はたった2名と猫1匹。団体は、豊かに残る里山と一体となった伝統的な家屋と、昔ながらの大土の営みを守るため、棚田や畑を再生し、子どもの自然体験活動や、若者の交流イベントを企画。しかし現状は担い手不足が深刻。現在は、自給自足に向けた農業に力を入れているが、百年後も地域が存在できるようなアイディアが求められている。ボランティアパワーで地域活性化の糸口を創る!

体験エッセイ

「新しい経験」

全て新鮮で学ぶことが多く、本当に行ってよかった経験でした。まず名も知らぬ、山の中の小さな小さな村で、冬に台湾人と日本人で1週間ちょっと共同生活をするなんていうことは滅多に経験できないことです。積もった雪にズボっと脚をとられるのも、雪を汗かきながらシャベルですくうのも、凍えながら寝るのも、25人分の料理を朝昼晩と作るのも、全て新しい経験でした。料理担当になると本当に大変で、効率よく野菜を切ったり、なべを用意したりお皿を並べたりと、頭の中でシミュレーションして計画することの大切さを知りました。また、囲炉裏を囲んで語り合う毎日でメンバー間の仲も一層深まりました。ワークキャンプの最後に台湾人と日本人でどのように大土村に人を呼び込むかというようなことを一緒に考えることができたのも良かったです。地域の方はは新しいどんなアイデアも取り入れようとメモをとってくれていたし、何のためにこのキャンプへ来たのかという目的のひとつも思い出し、共同で地域のことを深くを考えることができました。 このワークキャンプを作り上げてくれた地域の方ややリーダー、先生がたに感謝です。学びの多い1週間でした。

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