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- 国際ワークキャンプ
国際ワークキャンプとは
世界の若者が2~3週間一緒に暮らし、住民達と、環境・文化保護、福祉、農村開発などに取り組む、
国際ボランティアプロジェクトです。
・どんなボランティア?
森の手入れ、動植物の保護、有機農業の応援、子どもやお年より・障がい者・難民等の手伝い、
遺跡の発掘や城の修復、学校の建設、村祭りの運営など、
地域や時代の特色を生かしたユニ-クなものが色々。
ふつうは1日6~7時間、週5日位。
・どんな生活?
公民館や学校、青少年センタ-など、シンプルな施設に宿泊。
交代で自炊する場合が多い。公用語は英語が多い。
週末や夕方には、遠足・座談会・スポ-ツなどが企画されることもあります。
・どんな参加者?
共に生活する参加者は10~30名(キャンプリ-ダ-数名を含む)。『お客さま』はいません。
ワ-クキャンプは皆で、創りあげていくものだからです。
特別な資格は必要なく、ヤル気があれば誰でも気軽に参加できます。
勿論、地域の人達も大勢参加します。
・期間は?
ほとんどのワークキャンプは2-3週間程度。
ヨーロッパや北米は夏に多く開催され、アジア・アフリカ・中南米では年間を通じて開催されています。
・費用は?
ボランティアは、渡航費を自己負担、自国のワークキャンプ受け入れ窓口となっている団体に登録費を払う。
受け入れ側が、宿泊・食事を無料で提供します。
◆海外の国際ワークキャンプへ ◆日本国内の国際ワークキャンプへ
Where? -どこで開催しているの?-
年々増え続け、アフリカ・アジア・南北アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアまで、
今では世界100ヶ国、約3,000ヶ所で開催されています。(2009年現在)
When? -始まりと略歴-
1920年
ドイツとフランスの若者が始めてワークキャンプを開きました。
第一次大戦直後、互いの理解不足で、いかに多くの血が流されたか』と痛感した彼等が、
フランスのベルダンで一緒に農地を再建することから始めました。
1924年
スイス、イギリス、インド、ノルウェー、スペインなどでも学生が中心となり、
「国際学生連盟」が結成されて始まる。
1934年
アメリカやメキシコで、クウェーカー教徒が中心となって広まっていく。
1930年代
失業者に農林業を提供するワークキャンプが急増。
ユースホステル連盟も修復事業を行う。
1948年
CCIVSが国連の支援によって設立される。
1950~60年代
東西冷戦や独立国ラッシュなど世界情勢の影響を受けたのに対し、
平和信頼作りや農村開発のワークキャンプが多数行われる。
1980~90年代
地球環境保護を扱うキャンプが増えてきている。
現在では、ワークキャンプも多様化が進み、
お祭り経営や教育、文化保全なども登場。
Who? -どんな人たちが運営しているの?-
国連・CCIVSに加盟する、各国のNGOです。主に自国で国際ワークキャンプを主催。
世界会議などを通じてお互いを紹介しあい、参加者の派遣/受け入れを行う。
また、各開催地では、環境や、福祉の民間団体、自治体、住民と協力して、ワークキャンプを運営する。
NGO=民間非営利団体なので、団体経費は主に参加者の登録費でまかなう(政府が補助する団体も)。
各団体は、国連・ユネスコがワークキャンプなどのボランティア活動を促進するために設立した、
CCIVS(国際ボランティア活動調整委員会)に加盟し、横の協力ネットワークを作っている。
Why? -目的と将来性-
各NGO団体すべてに共通する目的として、
世界の若者と地域の住民が、特定の政治、宗教、企業に偏ることなく、
1) ボランティアパワーで、環境、福祉、文化を改善する
2) 友情、相互理解、連帯感を自然に育むことによって、
平和、公正、緑豊かな地域社会を目指します。
現在、世界では、モノ・ヒト・カネ・情報が国境を越え、
地球規模で取り組むべき問題も、増えるばかり。
国際ワークキャンプは、誰でも気軽に参加できて、大勢の人を巻き込み、
多様なアイデアが生かされ、地域と地球のパワーを結ぶ、といった優れた武器を持つ。
近年盛んになっているNGO活動の中でも、トップクラスの歴史と広がり・実績を誇るが、
その役割・可能性は、これからもっと高まっていくだろう。
◆海外の国際ワークキャンプへ ◆日本国内の国際ワークキャンプへ
ワークキャンプ実践例の紹介
・環境保護
山の自然を再生(新潟)
登山客に荒らされた山頂で、外来植物の草刈り、原生植物の種植え、遊歩道整備など。
俺達もやらなきゃ、と作業に加わった地元登山客も。
果樹など植林(カンボジア、タイなど)
急速な砂漠化・森林消失が深刻なアジア各国。環境だけでなく、生活・経済も脅かす。
村人達と学校や寺で植え、管理は生徒達で。果物の利益は貧しい生徒の学費に。
10年計画で、地域再生の森作り(熊本)
未だに結婚や就職で差別される、水俣出身者。
多くの魚が生まれ、公害で失われた海の埋立地に、命を育む森(ただの公園ではない)を作り、再生と教訓の象徴に!
その他
海亀保護(メキシコ)、アイヌの森復元(北海道)、虫の被害林再生(京都)、昆虫の里作り(三重)、湿地で干草作り(オランダ)
・農業
有機農業の応援(神奈川、静岡など)
政府保護・市場競争だけでは存続の難しい日本の農業。
身も心もヘルシーになりながら、ボランティアパワーでプロを応援する『NGO農業』を広げる。
養魚池や豚・ヤギ小屋作り(フィリピン)
ピナツボ災害と寄付元の米軍撤退で、財政危機にある養護施設。
自立し、より多くの子ども達を養うため、家畜との複合有機農業を進め、自給率上昇中。
その他
自給共同体でチーズ作り(北海道)、菊の収穫(えらぶ)、田んぼの復活(神奈川)、
障がい者との自給農場で堆肥作り(ノルウェー)、苺摘み(エストニア)
・文化・教育
TV番組の制作(ドイツ)
あなたが見る Kiel (地名)の題で文化や社会を地球的な視野から。
その他
鉄器時代の衣食住を再現(デンマーク)、ちびっこボランティアスクール(長崎)、灯篭祭の運営(福島)、
ビーチサッカーの運営(石川)、小学校を訪ねて環境ゲーム(東京)、遺跡発掘(チュニジア)、非行少年に外国語教室や音楽(トルコ)
・建築・修理
軍事基地を平和用に改造(イタリア)冷戦終結で不要になった土地を、公共公園やスポーツ・文化の場所に改造し、
地域で集まる場を作りながら、観光の目玉にもする。
公衆便所作り(バングラデシュ)
地元NGOと協力。遠巻きに見ていた住民も多数参加。
効率よりも自助の過程を優先。あえて完成させず、残りは住民達が自分達で
その他
ホームレスの家改築(米国)、学校建設(ウガンダ)、世界遺産の寺修理(中国)、
地震の地で家作り(アルメニア)、城の修復(チェコ)
・社会福祉
知的障がい者と地域の架け橋(東京)
建設当初に反対運動のあった施設と住民を結ぶ。
3者で植樹や川掃除、絵本交流会をし、国際交流で来た住民も、自然に偏見が解消。
チェルノブイリの子ども(ポーランド)
後遺症に苦しむ子ども達に安全な食物・環境を与える(2週間で放射能半減)療養所で
共にゲーム、スポーツ、音楽や日常の世話。
その他
養護施設で盆に帰れない子達とキャンプ(東京)、妊婦の訓練手伝い(ペルー)、
子ども達への栄養食の調理・配布(インド)、麻薬常用の若者達のリハビリ(ロシア)、
難民キャンプで女性や老人達と余暇活動(クロアチア)
・その他
アフリカとの連帯(フィンランド)
南から北へフェアトレードの産品を、北から南へ中古の道具や自転車を運ぶ船の修理や、
自転車の回収。船は人々に南の実情を伝える役目も果たす
地域・地球政策の提言作り(神奈川)
自転車でまわって「人と自然に優しい町作り」を計画、リサイクルを提言し、
畑で働いたり政治家や学生と討論しながら、地球農林政策や地球連邦を構想。
その他
家々を訪ね教育・農業を調査(ネパール)、廃墟の強制収容所を史跡に整備したり、
元囚人の話を集める(ドイツ)

















