国内・海外ボランティア活動を行う
国際ボランティアNGO NICE(ナイス)は
1990年の設立。国内・海外約90か国で
ワークキャンプ等の各種事業を行います。
●ガザでの即時停戦を呼びかけます。
●ウクライナと世界の平和を強く求める、緊急声明とアクション
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- 【活動報告】西和賀 17-100
【活動報告】西和賀 17-100
17-100 西和賀
- 場所
- 岩手県西和賀町
岩手県中西部に位置し秋田と岩手の県境にある西和賀町は奥羽山脈に囲まれた自然豊かな地域。豊富な温泉郷が人々の心身を癒しており、最寄りの駅にも温泉が併設されている。 - 参加者
- ボランティア 7人
うち日本3人、外国4人(ドイツ2・スペイン・台湾)/男性2人・女性5人
+住民多数、部分参加3名 - 期間
- 2017年8月23日~9月1日
- 仕事
- 自然農法を目指したビオトープづくり&高齢農家さん手伝い
- 宿泊
- リフォーム済みの古民家「沢内伯楽」。交代で自炊。寝袋は不要。
- SDGs該当項目
まちづくり・生物多様性
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ワークキャンプの背景
西和賀・大野集落営農組合との共催4年目、計5回目の開催。現在、西和賀は高齢化率43%と岩手県内で最も高く、一人暮らしや高齢者のみの世帯も増えている。そんな中、担い手不足を理由に農地を手放す高齢の農家も増え、耕作放棄地も課題の1つとなっている。そんな現状に歯止めをかけるため、大野集落営農組合では、それらの農地を共同管理し大豆やソバなどを栽培することによって、農地の再活用を進めている。大野集落のある旧沢内村(H.17年に現西和賀町へ合併)は、全国初60歳以上の医療費無料化を実施した歴史をもち、「食」や「健康」をキーワードに、新設の町立病院や障がい者授産施設と連携しつつ安心して住める郷づくりを住民主体で進めている。ワークキャンプでは、都市住民や若者が気軽に交流できる場づくり、国際ボランティアによる地域活性を目指し、新たな郷づくりに向け取り組みを行っている。
活動内容とスケジュール
ワーク内容
①「食の安全」をテーマに、担い手のいない耕作放棄地にて自然農法を目指したビオトープづくり
②高齢者世帯や集落のニーズに基づいた、農作業の手伝い(草刈りや畑の手入れ)
③町内の障がい者授産施設での草取り等の作業の手伝い
④保育所や敬老会での子ども向け・高齢者向け異文化交流活動の企画・運営
午前 | 午後 | 夜 | |
8/23 | 集合 | オリエンテーション | |
8/24 | 巡見 | 趣旨説明 | フリー |
8/25 | 敬老会準備 | フリー | ドイツ料理 |
8/26 | わらび草取り | 大根の種まき | 親ぼく会 |
8/27 | 敬老会準備 | 敬老会ダンス | フリー |
8/28 | ビオトープ準備 | スペイン漁師 | |
8/29 | 座禅体験 | 看板づくり | 台湾料理 |
8/30 | 農作業 | 高齢者と交流 | お別れ会準備 |
8/31 | 保育園訪問 | お別れ会準備 | お別れ会 |
9/1 | 清掃・総括 | 解散 |
様々な形で参加した平田の方々・西和賀大野営農組合
・西和賀町大野区長 泉川達也さん(伯楽の隣に住んでいる方。送迎、ワーク説明等でお世話になりました)
・雪国文化研究所研究員 小野寺聡さん(ビオトープ作りの指導、送迎でお世話になりました)
・伯楽オーナー 鳥居清司さん、操さん(果物等をたくさんいただきました、操さんにはメンバーを病院へ連れて行っていただきました)
・西和賀大野地区の皆さん(野菜等の差し入れを頂きました、交流しました(約15名))
・地域おこし協力隊の皆さん
・西和賀FANの皆さん(フェイスブックに取り上げていただきました)
・銀河ホール 小堀洋平さん(西和賀巡見でお世話になりました)
・砂ゆっこの皆さん(西和賀巡見でお世話になりました)
・牛乳公社の皆さん(西和賀巡見でお世話になりました)
・農作業でお世話になった地域の方々(約8名)
・敬老会参加者の皆さん
・西和賀町婦人会の皆さん(敬老会準備でお世話になりました)
・西和賀高校生2名(英語スピーチを通して交流しました)
・ワークステーション湯田沢内の皆さん(一緒に農作業をし、スポーツを通して交流しました)
・さわうち病院 スタッフの皆さん(病院見学でお世話になりました)
・新町保育所の皆さん(交流しました)
本ワークキャンプの目的と成果
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耕作放棄地を再生し、自然農法を目指したビオトープを作ることで、持続可能・生物多様な環境を育む
ビオトープの土台完成!看板も作成し、来年以降の発展の基礎に。
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国内外の若者パワーで村に活気を取り戻す
高齢者世帯の農作業手伝い、施設の草取りなどを約10時間×7人=70人時行った!
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近隣市民と日本・世界の若者達が、友情・相互理解・連帯感を自然に深める
歓迎会、お別れ会、敬老会を通して、地域の約40名の方と積極的な交流ができ、歓迎していただいた。
今回の課題
☹農作業など同じ作業が続くとメンバーによってモチベーションの差が出た
☹農業、病院、お寺等で専門用語を交えた英語コミュニケーションが難しかった
今後の構想
①ワークキャンプを継続し、ビオトープづくりを進める!
②モチベーション維持のための小まめなミーティングや休憩を工夫する
③リーダーを中心に、事前に使うであろう英語を準備していく
最新のプログラムは以下をチェック!
参加者からの声
本キャンプの良い思い出
😊地元の素敵な方々と交流できたり、ダンスを踊れたりして楽しかった
😊地元料理がおいしい。田舎の暮らしを体験できた!
😊全体を通していい時間を過ごせた!
本キャンプの悪い思い出
〇風邪をひいてしまった
〇(外国人メンバー)初日に男一人で温泉に入った
キャンプリーダーより
西和賀の地域の方々はとても親切で、常にワークキャンプに協力してくださいます。作業等の指導の他、差し入れをたくさんいただいたり、友好的に話しかけてくださったりと地域の方々がいるからこそワークキャンプが成り立ち、楽しい時間を過ごすことが出来ていると思います。感謝の気持ちをメンバーとともに伝えることはもちろん、地域の方の思いもリーダーからメンバーに伝えてもらえるとよいと思います。