国内・海外ボランティア活動を行う
国際ボランティアNGO NICE(ナイス)は
1990年の設立。国内・海外約90か国で
ワークキャンプ等の各種事業を行います。
●ガザでの即時停戦を呼びかけます。
●ウクライナと世界の平和を強く求める、緊急声明とアクション
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- 【活動報告】大田 17-021
【活動報告】大田 17-021
17-021 大田
- 場所
- 島根県大田市
島根県中央部。国立公園三瓶山、日本最大の銀山である世界遺産石見銀山の最寄駅。銀山の最盛期は、欧州にとって日本で最も有名な場所の一つだった。 - 参加者
- ボランティア 12人
うち日本7人、外国5人(チェコ・ドイツ・フランス・アメリカ・ロシア)/男性5人・女性7人
+住民多数 - 期間
- 2017年2月27日~3月13日
- 仕事
- 石見銀山・三瓶山の自然環境保全、地域住民との交流
- 宿泊
- 私設公民館“ゆきみーる”。交代で自炊。寝具不要。
- SDGs該当項目
教育・自然遺産の保護・気候変動・生物多様性

ワークキャンプの背景
特活)緑と水の連絡会議と共催、11年連続、22回目。大田市の「石見銀山」は2007年に世界遺産に登録された。中世の銀鉱山遺跡が良好に保存されてきたのは、日本の気候のもたらした「緑のタイムカプセル」のおかげだと世界的に評価されている。ところが、近年の森林の管理放棄により竹ヤブが拡大・繁殖し、遺跡の景観をさえぎるだけでなく、石垣等の遺構を破壊し始めている。そこで、森の手入れを通じて貴重な世界遺跡を保全する市民活動が始まり、緑と水の連絡会議も活動を主導してきた。現在は、現在は石見銀山の整備だけでなく、地元の青少年の居場所づくりや、小学校での環境教育・国際交流教育にも取り組む。島根県でもっとも知名度の高いNPOのひとつ!
活動内容とスケジュール
ワーク内容
①大田市内の環境保全活動
(温泉津沖泊海岸清掃、竹切り、五百羅漢の清掃、三瓶山での野焼きの準備、かや刈り、材木集め)
②地域住民との交流活動
(居場所の青少年、小学生、こだま学園での山村留学生、高校生、わんぱーく保育園)
③その他地域活動のお手伝い
(老人ホームのペンキ塗り、エネルギーパーク参加、音楽教室改装手伝い)
午前 | 午後 | 夜 | |
2/27 | オリエンテーション | フリー | |
2/28 | 石見銀山ツアー | 五百羅漢の清掃 | フリー |
3/1 | 海岸清掃 | 温泉 | 歓迎会 |
3/2 | 高校生交流会の準備 | 高校生交流会の準備 | フリー |
3/3 | 三瓶山野焼き | 温泉 | Language Exchange |
3/4 | 小学生と交流 | 高校生と交流 | フリー |
3/5 | フリー(三瓶登山・出雲大社) | ||
3/6 | 竹林の間伐 | 山村留学生と交流 | 中間総括 |
3/7 | 地域活動 | 居場所の若者交流 | カラオケ |
3/8 | 地域活動 | 居場所の若者交流 | 映画鑑賞 |
3/9 | イベント・報告会・送別会準備 | フリー | |
3/10 | 三瓶山草刈り | エネルギーパーク準備 | フリー |
3/11 | イベント運営(エネルギーパーク) | ||
3/12 | 送別会準備、掃除 | 報告会 | |
3/13 | 解散 |
様々な形で参加した大田市の方々
*緑と水の連絡会議の役員、職員、利用者
*七色館職員、利用者
*わんぱーく保育園先生、園児
*池田小学校の先生、児童
*こだま学園の皆さん
*大田市地域おこし協力隊の皆さん
*大田市の高校生
本ワークキャンプの目的と成果

地球色のボランティアパワーで、世界文化遺産の石見銀山の景観や三瓶山に代表される貴重で豊かな大田の自然保護活動を促進する
海岸清掃、野焼き、竹林間伐などで約3時間×4日×12人=144人時の自然保護活動を実施!
ボランティアも野外で体を使うワークを好んで積極的に取り組んでいた。

活動を通し大田市民と世界の若者達が、友情・相互理解・連帯感を深める
小学生、高校生、居場所の青少年、山村留学生との交流や、エネルギーパークで地域住民との交流を図った。
特に初の取り組みであった高校訪問が大成功!大学生が地域にいない為、大学生活とはどのようなものなのか、大学生の生の声が聞けないという田舎ならではの問題に対して今回の取り組みは高校生に刺激を与えることができた。共催団体の皆様にも満足していただき、この取り組みはこれからも続けていくべきだと感じた。
大田市の魅力を国内外に発信する
共催団体の方に協力してもらい、今回のワークキャンプの活動をまとめたムービーを作った。成果報告会で発表し、緑と水の連絡会議のFacebookや、参加者のSNSを中心に投稿・発信した。
今回の課題
①ワーク内容に関して
地元の方々との交流がたくさんあったため、交流会自体が日本語メインになってしまい、英語での通訳が追い付かない場面も多々あったのが今回の反省すべきところであった。ワークが交流中心だったため、日本語が多く飛び交い外国人にとっては理解できない時間も。
②参加方法について
途中参加者が多く、中でも後半参加の方が馴染むのに時間がかかった。
今後の構想
① 送別会時の活動報告会を継続し、メンバー内にとどまらず、地域に成果を発信する場を設ける。
他のワークキャンプでも開催ができるよう、NICEの研修等で事例としてシェアする。
② 教育のコンテンツとして、ワークキャンプを大田市に定着させ、国際色豊かで地球環境に関心をもった人材を育てる一助になる。
③ ワークキャンプから大田市の魅力を発信するツール・人を増やす!
最新のプログラムは以下をチェック!
参加者からの声
本キャンプの良い思い出
◎フリーデーが最高に楽しかった!
◎キャンパーの誕生日パーティ!
◎体を動かすワークが楽しかった!
本キャンプの悪い思い出
〇日本語で話しがちで、外国人が置き去りになることがあった
〇出発時刻に準備が間に合わず、出発が遅れ地域の方にご迷惑をおかけしたことがあった。
キャンプリーダーより
恵まれたメンバーや優しい共催団体の方々、地域の方々と出会い、素晴らしいワークキャンプになったことは私にとってすごくいい経験であり、財産である。また大田市に戻ってきたいと言っているメンバーばかりで、このワークキャンプが成功して本当に良かったと思う。リーダーの大変さを痛感することも多かったが、なによりも地域やメンバーと深く関われてすごくよかったです。
この場を借りて、ワークキャンプに関わって下さったすべての皆さまにお礼申し上げます。拙いリーダーでしたがたくさん支えていただき本当に感謝しています。ありがとうございました。また大田に戻ってきます!