国内・海外ボランティア活動を行う
国際ボランティアNGO NICE(ナイス)は
1990年の設立。国内・海外約90か国で
ワークキャンプ等の各種事業を行います。
●ガザでの即時停戦を呼びかけます。
●ウクライナと世界の平和を強く求める、緊急声明とアクション
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- 【活動報告】白神子どもキャンプ 18-07311
【活動報告】白神3 子どもキャンプ 18-07311
18-07311 白神3 子どもキャンプ
- 場所
- 青森県鯵ヶ沢町
鯵ヶ沢町の北は日本海に面し、南は秋田県に接する南北に長い町。白神山地に代表されるように、町土のおよそ8割が山林で占められ、豊かな自然が残る。山・海・川からの四季折々の特産物が楽しめる。 - 参加者
- ボランティア 6人
うち日本3人、外国3人(中国・チェコ・メキシコ)/男性2人・女性4人
+住民多数 - 期間
- 2017年7月31日~8月11日
- 仕事
- 世界遺産の大自然に触れながら、子どもの活動をサポートして過ごす12日間
- 宿泊
- 白神自然学校・一ツ森校職員宿舎(畳の2部屋)を利用。交代で自炊。寝袋必要。
- SDGs該当項目
教育・陸の豊かさを守ろう
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ワークキャンプの背景
白神自然学校一ツ森校と共催で2006年から37回目の開催。白神自然学校一ツ森校は、世界遺産である白神山地の麓にあり、山・川・海の豊かな自然や地元住民の知恵を生かし、白神山地を訪れる多くの方々に自然体験・白神の歴史を伝える施設として設立された。現在は、子ども向けの自然体験プログラム、地元の食材や山菜を使った農家レストラン、白神のアロマテラピー研究など幅広い活動を展開している。 特に夏休み中には、子ども達を対象に子ども自然体験塾を実施。親元を離れ、自然体験、生活体験、農業体験などを通じて生きる力や友情、自主性や積極性、協調性を育むことを目的としている。ワークキャンプでは、外国人ボランティアとの交流を通じて、子どもの国際的な視野・感性も育むことを目指す。
活動内容とスケジュール
ワーク内容
・自然体験塾に参加する子どもたちの活動のサポート ・自然体験塾開催に向けた準備・片付け等 ・国際交流 ・環境整備
午前 | 午後 | 夜 | |
7/31 | 集合 | オリエンテーション | |
8/1 | 白神山地散策 | 準備(テント・ライフジャケット・ビニールシート天日干し) | 準備(ペンキ塗り) |
8/2 | 準備(BBQコンロ組み立て・ビニールシート片付け・事務作業) | 準備(校舎清掃・寝袋天日干し・ペンキ塗り) | 準備(ペンキ塗り)・中間総括 |
8/3 | 子供を迎えに青森へ | テント準備、開校式 | 弘前ねぷた |
8/4 | 自然体験塾(一ツ森登山) | 自然体験塾(ハロー白神訪問・林業体験) | 自然体験塾(写生学習) |
8/5 | 自然体験塾(プール) | 自然体験塾(温泉) | 自然体験塾(BBQ、花火大会) |
8/6 | 自然体験塾(テント片付け、木工品づくり、短期組修了式) | 自然体験塾(見送り@新青森駅、長期組は版画体験) | 自然体験塾(フリータイム) |
8/7 | 自然体験塾(十二湖散策) | 自然体験塾(甕杉・大銀杏・神社散策) | 自然体験塾(フリータイム) |
8/8 | 自然体験塾(川遊び) | 自然体験塾(海水浴、スイカ割り) | 自然体験塾(花火、ロケット遊び) |
8/9 | 自然体験塾(テント片付け、校舎掃除、修了式) | 自然体験塾(見送り@新青森駅) | カラオケ |
8/10 | 校舎・排水溝掃除 | テレビ取材 | 最終総括 |
8/11 | 宿舎掃除(出発準備)、鯵ヶ沢駅でメンバー解散 | ||
さまざまな形で参加した地域の方々
・永井さん(白神自然学校代表 兼「白神山地を守る会」代表)
・神さん(白神自然学校スタッフ)
・自然体験塾に参加した子どもたち
・地元のお母さんたち(自然塾での食事を準備してくださったみなさん)
本ワークキャンプの目的と成果
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自然体験塾に参加する子どもたちをサポートし、子どもたちが自然体験、異年齢集団での生活体験を通じ、生きる力や友情、自主性や積極性、協調性をはぐくむ
合計13名の子どもたちが参加。自然体験の中では年齢の低い子でも自分の力で挑戦し、たくましい姿勢が伺えた。
外国人ボランティアとの交流を通じて、子どもの国際的な視野・感性も育む
外国人メンバが自ら子ども達のそばに行き仲良くなっている様子がうかがえた。虫取りや火遊びなどを一緒に楽しんでいた。
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子どもたちとの自然体験活動を通して、ボランティアも世界自然遺産である白神山地の自然の美しさに触れ、ブナ林保全の意義について学ぶ
登山や枝切り体験、ハロー白神訪問で子供たちとともに自然との共生について学べた
今回の課題
・ボランティアとしてどこまで子どもキャンプの運営を任されていいのか戸惑うことがあった
・つねに子どもと一緒で、ハードだった
・自由時間の交流が少なかった
今後の構想
・参加者の仕事・責任の範囲を明確にする
・参加者にとっての自由時間、フリーデーを設ける
・子供たちを含めた交流会を企画し、異文化交流を促進!
最新のプログラムは以下をチェック!
参加者からの声
本キャンプの良い思い出
😊子どもたちとの花火が楽しかった! 😊メンバー同士で語り合った 😊子どもたちが英語や外国に興味をもってくれた
本キャンプの悪い思い出
〇日本語が話せない外国人メンバーが苦労した
〇メンバーが子どもの分まで片づけや掃除をしていたこと
キャンプリーダーより
子供たちと一緒に、夏のイベントを全制覇したような12日間。振り返ってみると長いようで短いような、不思議な時間だった。参加者の中で思い悩む部分はあるが、みんなで寝転がって自然のプラネタリウムを満喫したり、童心に帰って火遊びしたり、良い思い出もできた。子供たちは想像以上にやんちゃで、なかなか言うことを聞いてくれないこともよくあり、信頼関係を築くには短い期間だったが、そんな子達のなかでも少しずつ成長が垣間見れたり、一緒に遊び行動することで仲良くなれた。改めて、一人一人得意なことがあることはそれぞれの強みに繋がっていることが確認でき、見送る時は様々な気持ちが入り混じりとても寂しくなった。 そんな中、教育の難しさ、リーダーの責任の重さを改めて思い知らされた今回のワークキャンプ。試練が多かったからこそ、地元の方々の暖かさが身にしみ、また共に苦しみを乗り越えることで参加者同士の絆が深まった部分もあった。今年は9日間の子供キャンプの中で短期の子と長期の子に別れているという形態で余計に休みが無かったように思うが、その分子供たちと共に過ごせる時間が増えたと解釈することもできる。仕事と子供たちとのスキンシップがうまく両立できない時もあったが、やはり一緒にいる時間が増えるに比例して子供たちも心を開いてくれたように思う。生活を共にすることでしか見えない面も沢山あり、子供たちから学んだこともあった。