【8/23-8/29】山古志でのグループワークキャンプ

2024/08/23

日本 新潟県長岡市山古志村 でのグループワークキャンプ

団体名
早稲田大学
ボランティアサークル WHABITAT
形態
グループワークキャンプ
メンバー
■WHABITATより ボランティア8名
■NICEより リーダー2名(前後半)
期間
2024年8月23日(金)-8月29日(木)
開催場所
新潟県長尾市 山古志村
内容
地域内の草刈り、森林の倒木清掃
山古志復興交流館おらたる
公民館で地元の子ども達と交流
地域の斜面でのボランティア活動

地域内の草刈り、森林の倒木清掃

過疎化が進む、山古志の現状では地域内の草刈りや道に倒れてしまっているの倒木は、大多数は住民自らが対応しなければならない現状がある。高齢化も進み、人手不足の部分をボランティアの力で行う。今回は林道などのみちにはみ出してしまっている木や草を除去する作業を行った。

山古志復興交流館おらたる

やまこし復興交流館おらたるは、山古志を初めて訪れる方が必ず寄るスポット。2004年10月23日に起きた新潟県中越地震からの復旧・復興へと歩みを紹介するだけでなく、山古志の魅力へと誘うフィールドミュージアムの拠点としての機能もある、山古志の玄関口とも言える施設です。おらたるでの清掃活動や歴史を学ぶなどの活動

公民館で地元の子ども達と一緒に遊ぶ

山古志地域に住んでいる子ども達と一緒に放課後クラブのような形で、公民館でスタッフと子ども達が一緒に何をしようか毎日決めて活動しています。今回はドッチボールやカートゲームをして遊びました。宿題を持ってきている子もいてそのお手伝いなどもしました。

地域の斜面でのボランティア活動

山古志は美しい棚田が広がる地域であり、高低差が激しい地域でもあります。その為、傾斜地が多く活動するには大変な場所です。そこでの雑草を抜いたり、花壇にして種を植えたりしました。

活動中の写真

 
 

共催団体

「山古志住民会議」と開催。
震災や市町村合併を契機に、住民が自ら地域のより良い将来像を考え、その実現に向かって行動するために発足した団体。  1000年の歴史をもつといわれている山古志。限られた山の斜面を開墾し、水源の確保を行い、道具や肥料、刈り取った稲なども全て背中にしょって歩いて運搬するなど先人の大変な努力の積み重ねにより存続。平成16年の中越大震災で被災し、全村避難を経験。およそ3年半の月日を経て住民たちは帰村したが、年々人口は減少。伝統文化を担う人材が不足している。  伝統野菜である「山古志かぐらなんばん」の保全保護がメインワーク。 約200年前から栽培されている在来品種。山古志の地形を生かし、他との交雑を防ぐことで在来品種の形質を維持。一つ一つ手作業で種から苗をおこして伝承している。

参加者の声

去年福岡県の八女に同じプログラムで参加して、自分でチームを動かしてみたいなという思いからサークルでチームを組み、リーダーとして今回参加させていただきました。チームの目標として、チームメンバー同士、それからメンバーと現地の方同士で、考えや価値観を交流し合うことを大事にしようと決めて臨みました。「伝える」ことは一番簡単なように思えて一番難しく、しかも一番大切なことだなと思いました。信頼関係が確立できているか分からない中で、相手に思っていることを伝えることの難しさを痛感しました。自由時間に活動を振り返って思ったことを書いてもらったり、活動に参加したきっかけを共有して思い出す時間を作ったり。話し始めるまではハードルが高くても、思っていることは相手に伝えないと分からないし、伝えて初めて信頼関係は生まれるのだろうなと感じました。  山古志にお邪魔して最も印象に残ったことは、現地の方の生きる強さです。震災後わずか2日間でほぼ全ての村民が長岡市に避難し、約7ヶ月後には闘牛を長岡で再開、震災から約3年2ヶ月で村民の約7割もの方が全村帰村を達成。他にも中山隧道をほぼ全額自費で16年もかけて完成させたり、NFTという新しい活動にも柔軟に挑戦していたり。生きる術を自分たちで生み出さねばならない過酷な環境下で育まれた精神力が、彼らを強い絆で結んだのだと聞きました。行政や帰村しなかった村民など、この村の体制に全ての人が賛同したとは思えないし、結果論なのではないかと感じてしまう部分も正直ありました。しかし、協力しなければならない場面で団結「できる」、そんな状態にあった彼らの生きる強さ、そして意志を貫くプライドの高さには憧れとともに非常に考えさせられるものがありました。自分の生活環境とは異なる場所に足を運ぶことで、その地のことだけでなく、自分自身が身を置いている環境についても新たな視点から見ることができるようになるのだなと感じました。  ワークキャンプの面白さやチーム活動の難しさを感じると同時に、自分がリーダーとしてどうあるべきか、人としてどうありたいかについて考え直すとても良いきっかけになりました。関わってくださった全ての方に感謝したいです。

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