国内・海外ボランティア活動を行う
国際ボランティアNGO NICE(ナイス)は
1990年の設立。国内・海外約90か国で
ワークキャンプ等の各種事業を行います。
●ガザでの即時停戦を呼びかけます。
●ウクライナと世界の平和を強く求める、緊急声明とアクション
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外園淳一さんの履歴書。
2012/08/20
自分が輝ける仕事。
外園淳一さんの履歴書。
- 名前
- 外園淳一さん
- 性別
- 男性
- 年代
- 28才(インタービュー当時)
- 属性
- 地域おこし協力隊
- 参加国
- 日本

なぜ国内ワークキャンプ?なぜ九州を選んだんですか?
正直当初の目的は「単位取得」です。国士舘大学のアジア学部1期生。開さん(NICE代表、開澤真一郎)授業の最初の生徒です。単位取得には参加が義務でしからね。正直、それが目的で参加しました。
九州なのは、父親が大分出身で少なからず縁があったから。それとプログラムなどを読んで最終的に決めました。
満足度、活動のやりがい度の数字に込めた思いは?
楽しかった~から120%大分のキャンプではリーダーもしたので120%ですよ。素晴らしい人たちにも出会う事ができましたからね。参加して良かった。あの時の経験が今に繋がっていると思えるくらいです。だから大満足の数字になっています。
ワークは、”町おこし”とあるが、具体的には?
祭りに参加、農作業の手伝い、保育園との交流、子どもキャンプとの交流などなど交流を通して地域を明るく元気にしようという活動でした。目に見える成果ではないけど、意識の中で「刺激」になって人は変わっていったのではないかと思っています。
今は、なぜ三重?地域おこし協力隊の現状について。
脱サラしましたよ。職員会社を辞めて。親の一言「ワークキャンプしてるとき輝いてたね~」なんて言われました。
正直、ワークキャンプをして何回も九州に通っていた時の気持ちが残っていたんですね。もう一度、あの時にやりがいを取り戻したい。充実した気持ちを取り戻したいと感じたのがきっかけで今の仕事に出会いました。
三重なのは嫁さんが三重の出身だったこともありますね。東京の生活に馴染めていない部分もありましたので総合的に判断をして今の仕事しています。協力隊の仕事は幅が広い。ワークキャンプのそれよりもさらに密着をして地域活性化をめざしています。他にも観光、特産品作り、住民の生きがい作り、生活維持などなど担当している中山間地域に住みながら活動をしております。
三重県の南部ですけど、平均気温は東京より低いですよ。最寄りのコンビニまで40分ですからね。でも自然豊かな日本の田舎で生活しながら活動をしています。
座右の銘をくわしく教えてください。
マンガ「スラムダンク」での言葉ですね。大好きなんですこの言葉。自分がした決断に迷いを持ちたくないのでね。決めたらぶれない。それがこの言葉の意味ですね。脱サラをして今の仕事をしているのも、この言葉のように大きな決断をしたからですね。
行くまでに心配だったことの 「受け身=逃げ」 を詳しく教えてください。
英語なんてしゃべれませんでした。まったくね。最初は積極的にしていましたが結局疲れて「自分から」という気持ちを失ってしまいました。外国人メンバーを避けるようになり、日本人とばかり話をしていましたね。
受身を取る姿勢はいつしか「逃げ」になっていました。外国人からは話しかけられれば答えましたが、自分からは・・・・・聞かれれば答えるよという姿勢は、結局逃げだったと思います。今思えば後悔ですね。ワークキャンプで一番してはいけない事をしていまいました。でも、それではいけないと気づいて克服をしました。結果が出たのは3年目のキャンプですがね(時間がかかりましたね)。
ワークキャンプとそのあとの人生で「若い人に伝えていきたい」とあるのでぜひ若い人にメッセージを
大手に入ったら可能性が広がる、安定、やりたい仕事が出来るなんてインタビューをテレビで見ます。大手は甘くないですよ。出来なければ淘汰されるだけです。最初からやりたい部署に入れるわけではありません。
景気が悪くなれば簡単に人を切るのは大手ですよ。良くいたのは、やりたい仕事じゃない、部署じゃないから辞めるなんて人を良く見ました。この会社は合わないなんて。会社は一個人に合わせる程柔軟ではありません。自分が会社に合わせる気持ちと、信念をもってするしかないのです。本当にやりたい事があるのなら、ある程度の地位まで上るまで忍耐強く頑張るしかない。私も、大手の食品会社にいましたがそれは大変です。だからこそ若者には忍耐強く頑張ってほしいですね。
そしてもしワークキャンプで目上の人と話す事出会う事があれば沢山会話をしてください。そこで自分に合う仕事や、考え方を教わるかもしれません。同年代と話しているだけでは分からない事を教えてくれます。そして話し方や聞き取る技術等を是非勉強してほしいですね。そういったバックグランドが違う人々と出会う事ができるのがワークキャンプだと思います。
学生のうちは外に沢山出て色々な人と出会ってください。社会人になってからでは世間が狭くなりますのでその前に時間があるうちに。人との出会いは財産です。それを忘れないでください。(あっ、偉そうな俺)
成長ダイアグラムの数字に込めた思いは?
今の自分があるのはNICEのおかげで、今の仕事のキッカケもワークキャンプの経験ですね。なのであのようなダイアグラムになってます。
メッセージの中の「人生の大きなヒントになる言葉」とは?具体的に教えてください。
さっきも言ったけど「ワークキャンプの時は輝いてたね」という親の言葉で決断と自分の気持ちに正直になれた事。
キャンプ先で浸しくなった家族に「いつでも帰ってこいよ」「血は繋がってないけど俺の息子だ」「いつでも応援してる」って言われてこういう人たちとの出会いは本当に大切にしなきゃいけないと思った言葉ですね。そういう機会を色々な人に味わってもらいたい。
最後に一言、これからの展望をお願いします。
どうにか熊野でワークキャンプを開催したいと日々企画を作っています。11月には急遽中止になり迷惑をかけてしまったので、2012年は早い段階で実施します。私と一緒になって地域を盛り上げてくれる人を大募集しております。まだまだ日本には素敵な場所が沢山あるので是非、参加してみてくださいね。お待ちしております。
そしてNICENの益々の発展を願っております。
外園淳一さんのブログはこちら。 http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/blog/4048/
2011年12月26日(月) メールにて回答を頂きました。
外園淳一さんの履歴書(221.42 KB)
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