• 中長期ボランティア
  • KVDA-LM2025-23
  • ケニア
  • 1ヶ月以上

小学校で教育や植樹。女子割礼問題の危険性を地域住民に啓発

ケニア
コード KVDA-LM2025-23
プログラム名 Nyamanche Primary School 小学校で教育や植樹。女子割礼問題の啓発
開催期間 1ヶ月以上
背景 Nyamanche小学校は1981年に公立学校としてスタートした。近隣の村の子ども達をサポートするこの学校は、女子350人、男子250人の計600人の生徒がいる。12名の教師は、女性1名、男性11名で構成される。10の教室、2つのオフィス、キッチンが1つある。県内でも優秀な成績を収める学校であり、モットーは、「卓越性のために努力する」。この学校は、将来のリーダー育成、高い規律の維持、地域社会の非識字レベルを下げること、ボランティア活動のための場を作ることを目的とする。しかし、女子割礼などの文化的慣習、劣悪な衛生環境、提案されている開発プロジェクトを促進するための資金不足、外部からの援助に依存する、利用可能なリソースの活用が不十分なことが課題となっている
Nyamanche小学校は、コミュニティの人々、特に女子児童に教育を受けさせることを目的に設立された。このコミュニティでは、男女の違いが社会的な役割の違いにつながり、男性が女性より優れているという考え方が強まっている。能力開発によって、男女ともに政治的洞察力と道徳心を身につけることができ、ジェンダー問題に直面したときの支えとなる。女性の社会的地位は排除されている。それらが、女子児童に力を与えるために学校を設立した理由。このワークキャンプでは、建設や異文化アクティビティなど、以下のさまざまな種類の作業を行う。

【テーマ:ジェンダーセンシティビティ:女子割礼(FGM)について】
このコミュニティでは、女性器切除(Female Genital Mutilation (FGM))が強い伝統として残っている。これは違法である。しかし、いまだに1/3以上の女性が割礼を受けており、若い女性たちは全員対象となっている。教会は何十年も前からFGMの反対を説いてきたが、神父の敬虔な心は、魂を支配するのに十分な力を持たなかった。FGMは宗教とは関係なく、いわゆる文化であり、ある集団の伝統である。この慣習は、貞操観念や女性らしさ、結婚のための「純潔」、そして基本的には女性を性的に支配したいという願望に深く根ざしている。ある地域では、少女が割礼を受けなければ、地域社会の存続と繁殖力が脅かされるとされている。FGMを拒否する多くの勇敢な少女たちは、結婚できない女性とみなされ、疎外される。これは残忍な行為であり、痛みを伴い、HIV/AIDSの蔓延にもつながっている。ボランティアは、赤十字社など他の非政府組織と連携して、住民の意識を高めることが求められる
仕事内容 ・生徒への教育
・植樹
・女性性器切除(FGM)の危険性に関する地域住民への啓発と代替通過儀礼の提唱
・KVDAへ活動報告書の提出
宿泊 ホームステイ。ボランティアは個室の利用が可能。その他の設備や食事はホストファミリーと共有。寝袋、マット、身の回り品などの持参をおすすめ。 KVDAはホストファミリーとプロジェクト費用に関する覚書を交わし、適切な手続きとチェックアンドバランスを行っている。
場所 ケニア西南部ミゴリ郡Kuria。
空港出迎えは、ナイロビのジョモ・ケニヤッタ(NBO)国際空港。フライトの詳細情報を事前に知らせること
集合場所 ナイロビにあるジョモ・ケニヤッタ国際空港(NBO)に集合し、KVDAがドライバーを指名して空港までピックアップ。 空港から15キロ離れたNairobi South YMCA Hostel まで車で移動し、プロジェクト参加前に宿泊する。
企画 有名なマサイマラ動物保護区へのツアーから、地元コミュニティに根差した風景の見学まで、ボランティアは自分の希望に応じて選択ができ、その体験は人生において大きな意味を持つだろう。このプロジェクトは自然に親しむことが好きな方や、アフリカ文化の中心地にある伝統的な暮らしの中で過ごすことによって、自身の文化的な視野を広げたいと考えている方に絶好の機会になる
追加登録費 250 EUR(募集時のレートでは約42,000円)/月。参加期間分をまとめて現地到着時に現金払い。1ヶ月間のみ参加の方は、300 EUR(募集時のレートでは約50,000円)を現地到着時に現金払い。往復の空港送迎費、オリエンテーションを含む。プロジェクト地までの交通費は含まれない。バス代は各自負担すること
備考 学校の長期休みは基本的に4、8、11、12月のため注意して開始日を決める必要あり

<オリエンテーションについて>                       
ナイロビのNairobi South YMCA Hostelで行われる。ボランティアはNairobi South YMCA Hostelで一泊してから、プロジェクトに向けて出発する 
                             
<メンター制度あり>
KDVAは、ボランティアと組織をつなぐ重要な役割を担う経験3年以上のメンターを派遣。メンターは、ボランティアが真摯な態度で効率的に業務を遂行できるようにアドバイスや教育をしてくれる。問題解決、肯定的かつ非評価的なフィードバック、精神的なサポート、ボランティアの自己イメージと職業的成長を支援するためのカウンセリングなど提供。ボランティアを常にサポートする存在として利用されるが、ボランティアの日常業務に直接の関与はしない。

<申し込み期限>
開始日より1か月前までに申し込むこと。

<水と洗濯について>
滞在先の家では湧き水からの水が利用可能だが、水資源は限られているため常に節水を意識し、ホストとの協力が重要。洗濯機はないので、手洗いによる洗濯方法について案内がある。

<持ちもの>洗面用具、懐中電灯、サンダル、蚊よけ、自国を紹介するもの(国旗など)
募集人数 10人
主催者・支援機関詳細 1962年設立のNGO、Kenya Voluntary Development Association。ボランティア活動を通じ、異文化教育、国際平和、相互理解・連帯、持続可能な開発を進める。ワークや運営が充実していないことが時々あり、柔軟性・適応力が必要。
オリエンテーション費用、空港からナイロビ市内の送迎、ナイロビ市内から開催地までの送迎が含まれます。希望者には国立公園などへの3,4日間のツアーあり(別途費用)。初日にオリエンテーションを行うため、前日までにナイロビに到着することをお勧めします。

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