• 短期ワークキャンプ
  • OH-H08
  • ドイツ
  • 2025/08/31(日)~2025/09/13(土)

歴史的墓地の維持管理・記録

ドイツ
コード OH-H08
プログラム名 God’s Acre Cemetery, Herrnhut
開催期間 2025/08/31(日)~2025/09/13(土)
背景 Saxony州のHerrnhutは、1722年にモラヴィア兄弟団が設立した入植地であり、Count Nikolaus Ludwig von Zinzendorfの保護の下、モラヴィア出身の宗教的亡命者によって築かれた。ここは兄弟団の精神的・行政的中心地として機能し、その影響はヨーロッパ、北米、アフリカ、カリブ海へと広がり、モラヴィア兄弟団の国際的なネットワークを形成した。集会所や共同住宅、緑地を中心にした都市設計は、共同生活の理想を具現化したものとなっている。Herrnhutの象徴的存在である「God’s Acre」は、1731年に設立されたモラヴィア兄弟団の墓地であり、世界中のモラヴィア共同体の埋葬地の原型となった。この墓地は、身分や社会的地位に関係なく、同一の簡素な平板の墓石で埋葬者を記念するという平等主義の原則を体現している。華美な墓碑や階層的な埋葬が見られる他の歴史的墓地とは異なり、神の前での平等を象徴する統一された様式が特徴である。現在、3世紀にわたり継続的に使用されてきた墓地には6,300以上の墓が存在し、Herrnhutの宗教的・文化的歴史を伝えている。2024年には、Herrnhutと他のモラヴィア兄弟団の歴史的集落が、デンマークのChristiansfeldを含む「モラヴィア兄弟団集落」としてユネスコ世界遺産に登録された。2023年以降、参加者はこの独特な墓地の記録と維持管理に貢献してきた
仕事内容 2025年のプロジェクトでは、保全活動に加えて、記録作業に重点を置いたアーカイブ作業にも取り組む。記録作業では、墓石の碑文やその状態を詳細に記録し、既存のアーカイブを充実させることで、将来の保全計画を支援する。ボランティアは、経験豊富な記録専門家の指導の下で墓石を撮影し、碑文を転写し、保存状態を評価する。維持管理作業も引き続き重要な役割を果たし、墓石の清掃や侵入植物の慎重な除去、さらには劣化を防ぐための軽微な保全措置が行われる。これらの活動は、墓地の歴史的および文化的価値を保護しつつ、現役の埋葬地としての役割も尊重することを目的としている。また、コミュニティとの関わりもプロジェクトの重要な要素であり、文化遺産の保全に向けた協力的なアプローチを促進する
宿泊 相部屋。シャワー有
場所 Herrnhut, Saxony
資格 20-35才。英語中級
備考 履歴書・動機書提出。面接あり
募集人数 16人
主催者・支援機関詳細 1980 年代半ばに若者グループが、旧東ドイツの村の教会を修復したのをきっかけに結成されたNGO・Open Houses。文化遺産修復・文化プロジェクトが中心。

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