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事務局の閉鎖期間を緊急事態宣言の延長も考慮しながら、5/31までに延長します。「基本ビジョンと対応方針」はそれに基づいたフェーズの期間設定のみ、変更します。

2020/05/04

新型コロナウイルスに対する、NICEの基本ビジョンと対応方針
(第7弾・2020年5月4日付更新)

 特活)NICE(日本国際ワークキャンプセンター)は、新型コロナウイルスが国内外において
感染拡大し続けている状況を鑑み、国内外への感染被害抑止と団体の活動に参加する会員・
ボランティア、地域住民、職員等の安全確保の観点から、2/21に第1弾の対応方針を出しており、
この度5/4付で以下のように更新致しました。今回の主な変更・追加点は、
● フェーズ1は「5/6まで」から「5/31まで」に延長。
● 全国事務局と関西オフィスの閉鎖を5/31までに延長。

 また、このような社会の状況に対するNICEの基本ビジョンも、掲げております。

【基本ビジョン】

① 日本を含む世界の多くの地域で事態が急速に深刻化する中、健康面は勿論のこと、
 生活・経済・福祉・文化・教育・環境等、あらゆる面での被害の拡大が可能な限り
 抑えられ、一刻も早く収束に向かって改善されていくことを願ってやみません。

② NICE及び国際ボランティア事業も、移動と集まりによって成り立つ活動であるため、
 非常に困難な局面に置かれております。が、下記の対応方針で掲げた各方策により、
 感染拡大の防止と、開催地域やボランティア等の安全確保に尽力して参ります。

③ この影響によるダメージに苦しむ人々・コミュニティーの力になれるよう、
 自分達の資源・つながりを活かしながら効果的にできることを、探って参ります。
 (例:休校中の子どもケア、免疫力を高める作物作り、オンライン異文化交流)

④ 私達が取り組んでいる、国内外の様々な社会問題は変わらず山積しております。
 今回の事態を過小にも過大にも評価せず、慌てて自分達を見失うことのないように、
 強い意欲・連帯・希望を保ちながらしっかりと「本業」を続け、磨き続けます

⑤ ピンチはチャンスという言葉もあります。この状況ならではのできることとして、
 なかなか着手できなかったこと(例:成果まとめ、寄付集め、オンライン案内)や、
 長期ビジョンの発展と、そのための新種の事業の立ち上げにも手がけて参ります!

● 現在、夏・秋の国際ワークキャンプや中長期ボランティアは、開催地域が中止を希望しない限り、
 安全に最大限配慮した上で開催に向けて、準備しております。ただし、厳しい国際的な移動制限が
 続く場合には、日本在住者(外国人含む)を対象とした国内でのワークキャンプを中心に行います。
 また原則個室で健康観察も兼ねた生活をしながら行う、特別ワークキャンプの企画も現在構想中で、
 幾つかの開催地と話し合いを行っております。実施が決まりましたら、お知らせ致します。

【対応方針】

1)まずはNICEが常に掲げる「安全管理・危機管理に関する基本方針
をしっかりと運用する。
これに加えて、今回の事態の特殊性を考慮し、以下の措置を講じております。

2)フェーズ毎の主催事業の開催、参加者の募集方針について
 国際ワークキャンプと中長期ボランティアについては現在、
以下の3つのフェーズに分けて、方針を出しております。
* 既に受入の決まっている方には、別途ご案内しております。
  主催事業の開催 参加者の募集
フェーズ1
05/31まで
 これから開始するものは、原則として中止・延期。  提携団体分も含め、全て中止。(在住国で参加する場合は除く)
フェーズ2
06/01~06/30
 「要確認」事業として開始2週間前に、開催可否を決定。(受入団体との協議により、中止を選ばなかった場合)  「事前申込」を受け付ける。渡航禁止・不可等の地域(主催事業にはないので提携団体分のみ)へ・からは派遣・受入を停止。
フェーズ3
07/01以降
 予定通り開催。(ただし、状況により中止の可能性も)  募集を継続し、申込を受付。(ただし、中止の可能性に注意)


3)海外事業、参加する日本人・国内在住のボランティアについて
* 海外に参加する日本からの全ボランティアには、更なる情報を別途送付しております。

① ハイリスク国・地域へのボランティアの派遣を、6月開始分まで停止。
* 基本的に外務省の安全情報と渡航方針や、渡航先の入国・行動制限に基づきます。
 現在の状況はこちら
* 現在参加予定中・今後お申し込みになる方(特に6月開始事業の場合)は、
 上記の諸状況等により、入国・帰国できなくなったり、開催・受入が
 中止される可能性もあることを了承された上で、準備・手続きしてください。

② ハイリスク国・地域経由での渡航を禁止。
* 既に受入が決まっていて上記を経由するフライトを予約済の方にも
 回避・変更するよう強く打診しており、原則禁止しております。
* 今後申し込まれる方、まだフライトを予約されていない方には、できる限り
 ぎりぎり(開催可否の決定等)まで予約をされないよう、お願いしております。

③ 感染予防行動の喚起
* 国内外の公的・専門機関が推奨する、予防方法への理解・実行を促します。
* 参加前後の自由旅行期間を、可能な限り短縮することも推奨します。
* また受入国の方針や現地団体の指示により、症状の有無にかかわらず、到着時や参加中に
 検温や病院での診察等を行う場合もございます。

④ 感染の疑いのあるボランティアの派遣を中止。
* 現在陽性の方はゼロですが、熱が続く場合等は必ず適切に、渡航・参加を中止・延期して
 自宅で待機したり、医療機関での診療を受けるよう、強く要請しております。

⑤ 他の場所・時期のプログラムへの変更料や、取消料を免除。
* 新型コロナウイルスが理由で、他の時期・場所へ変更した場合、無料で手続きしております。
 変更後のプログラムと参加費用に差額が生じる場合は、差額を請求または返金致します。
* 新型コロナウイルスが理由で、キャンセルした場合、銀行送金手数料を差し引いて全額返金しております。


4)国内事業、参加する外国人・海外在住のボランティアについて
* 国内に参加する海外からの全ボランティアには、更なる情報を別途送付しております。

① ハイリスク国・地域からのボランティアの受入を停止。
* 国・地域は、基本的に法務省の受入方針や外務省の安全情報に基づいて設定しております。
* また、全ての入国者に14日間の自宅等での待機を要請されており、
 その間は全ての海外からの受入が事実上不可能になります。
 (中長期ボランティアで、隔離等の安全確保・危機対応が十分に行える場合は除く。)
* 日本政府が入国停止・制限している期間の措置となります。
* 日本に在住・長期滞在している、外国人は通常通り、受け入れます。

② ハイリスク国・地域経由での渡航を禁止。
* 既に受入が決まっていて上記を経由するフライトを予約済の方にも
 回避・変更するよう強く打診しており、原則禁止しております。
* 今後申し込まれる方、まだフライトを予約されていない方には、できる限り
 ぎりぎり(開催可否の決定等)まで予約をされないよう、お願いしております。

③ 感染予防行動の喚起
* 国内外の公的・専門機関が推奨する、予防方法への理解・実行を促します。
* 参加前後の自由旅行期間を、可能な限り短縮することも推奨します。

④ 感染の疑いのあるボランティアの受入を中止。
* 現在陽性の方はゼロですが、熱が続く場合等は必ず適切に、渡航・参加を中止・延期して
 自宅で待機したり、医療機関での診療を受けるよう、強く要請しております。

⑤ 現地到着時に全ボランティアの体温・健康状態をチェック
* 中長期ボランティアの大部分は事前研修でNICE職員が、他の場合は初日の集合場所で、
 キャンプリーダーまたは受入団体の方が検温等をします。
* 万が一、37.5度以上の熱や他の症状が確認された場合は、可能な限りの隔離措置を取り、
 必要に応じて医療機関で検査・診療するように致します。
* ひとまず5月開始分までを実施し、その後の状況次第では延長します。

⑥ 開催中の安全対策を実施
 他地域の例も共有し合いながら、各事業で方針を作り、実施します。
(例)車内の会話は避ける。コップ類は名前入りの物を持参。自炊は各自で行い、距離を取る。
  作業では全員マスクを着用し、2m程の距離を取る。前後に手を洗い、消毒を履行。
  毎日朝と夕方に検温。体温計は持参。37.5℃以上の熱が発生したら、保健所の指示に従う。
  施設内でも食事・就寝・対話等で、2m程の距離を保つ。洗濯機は合同で使用しない。


5)その他の業務・会議・イベント等について

① 全国事務局・関西オフィスの閉鎖、在宅勤務・オンライン会議の実施・推奨
* 既に、NICE全国事務局(東京)と関西オフィス(大阪)の閉鎖を実施しておりますが、
 感染状況の悪化、緊急事態宣言の延長等を鑑みて、閉鎖を5/31まで延長致します。
* 来室・お電話も原則として受けられませんので、ご了承ください。
* 各職員は基本的にリモートで業務を続けますので、ご安心ください。
 (時々、自主的な判断で出勤する職員もおります。)
* 事業関係者の皆さまは、各担当職員までメールでお問い合わせ・ご連絡を下さい。
* 新規のお問い合わせやどこに連絡するのか分からない方は、井口(info@nice1.gr.jp)まで。

② 必要性・緊急性の低い会議・イベント等は、中止・延期
* 特に上記フェーズ1に開催されるものは、以下を満たさない限り開催しない。
 ●密閉・密集・密接のリスクを十分に避けられている。
 ●外出自粛制限等の勧告が、開催場所の自治体から出ていない。

③ 職員・会員に対する感染予防行動の喚起

 今後の状況の推移を注意深く見定めながら、随時必要な措置・対応を
追加または撤廃して参ります。


NICE 代表 開澤真一郎、事務局長 井口育紀、他専従職員・理事一同