コミュニティスクールで語学や文化教育
【カンボジア海外ボランティア】

名前
山口直人さん
性別
男性
年代
20代
属性
社会人
参加国
カンボジア
プログラム名
Battambang/海外国際ワークキャンプ
期間
4/29-5/5
内容
英語教育・日本文化紹介の授業、校舎の修復
参加メンバー
日本人が9人、カンボジア人8人の2か国17名。うち社会人は7人
宿泊施設と食事
学校でテント。近所の家と比べると施設はきれいで、電気も使えるし、不便は感じない。食事は活動先で提供してくれる。麺類が多い

活動の様子

      

ワークキャンプに参加しての感想

カンボジア王国、バッタンバン州のサイポイ村。日中の平均気温は40℃、夜は32℃。人口約3000人、非常に限られた電力、水道。水は冷たくて灰色、一家族の平均月収は約3000円。この土地に7名の女性、2名の男性がこの村にやってきた。

 虫や野外シャワーなど慣れない環境の中、誰一人と音をあげず、全員初対面でありながらも一つの目標を持ち、最後まで「誰かのために何かをする」という、人間として当たり前のことを果たし続け、この重要性を思い知らされた。現地のボランティア、子ども達、村人達に出会い、こんなにも優しく、温かく、真っすぐで純粋な人達は見た事がないと感じた。

 ボランティア達は8~16歳の現地の子ども達に英語を勉強するためのレッスンやゲームを企画し、日本の文化を紹介、遊び場の修復作業、環境保護活動、貧しい村の訪問等を行ってきた。仕事がほしくてもない人、学校に行きたくても行けない人、ご飯が食べたくても食べれない子-この世界のどこかにいると頭の中で分かっていても、どこかで信じていなかったり、嘘であることを願っていたであろう。

 こんなにも物質的に貧しく不便な生活をおくっているはずなのに、彼らの笑顔には我々日本人にはないものがあった。どうやったらこんな笑顔ができるのか?自分らの生活を不便と感じていないのか?この人たちにとって幸せってなんだろう?様々の質問が頭の中をよぎった。今までの自分の不満や言い訳、自分がなくしたものが如何にちっぽけであり、無意味であることを思い知らされた。しかしその一方、この活動を通して得たものは計り知れない。長い間、人間として忘れられていたこと、頭では理解していても正面からぶつかったことのないこと、人として再認識すべきこと-日々の生活を改め直すようになった。

 これはあくまで自分が感じたことであって、今回のワークキャンプを通して感じたものは人それぞれ。10人10色。ただ全員共通して言えるのは、ただカンボジアに行ってきただけじゃない。自分たちが与えたものに対して自分らが得たものは大きく、そして未来に対してすごく小さいが大きな変化を起こした。あなたにとっての幸せってなに?少なくとも、自分は見つけました。

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