国内・海外ボランティア活動を行う
国際ボランティアNGO NICE(ナイス)は
1990年の設立。国内・海外約90か国で
ワークキャンプ等の各種事業を行います。
●ガザでの即時停戦を呼びかけます。
●ウクライナと世界の平和を強く求める、緊急声明とアクション
体験談・昭和村
思い出と元気をもらった昭和村ワークキャンプ
このワークキャンプに参加して良かったと思うのは、私が参加した3週間の日常生活が本当に楽しく充実していたからだ。
まずはボランティアのワーク。朝6時前には起きて朝食を食べたら、草刈り機を車に積んで出発!ワークは7時から12時で基本的に草刈り機を使っての作業だった。時間いっぱいいっぱい作業をする日は体力的にしんどい一方、みんなで力を合わせて草刈りを全て終わらせた後の達成感はとても大きいものだった。休憩の時はワークキャンプメンバーとお喋りをしたり、農家の方がスイカなどの差し入れを持って来て下さる時もあり、毎日草刈り作業でありながらも毎日違う出来事が起こって飽きることはなかった。何より、作業終了後に農家の方から「ありがとう」という言葉をもらえると、ボランティアとしてのやりがいを感じ、とてもすっきりとした気持ちになることができた。 午後は基本的にはフリーの時間。廃校になった小学校での共同生活は、本当に「家族」のような雰囲気が漂っていた。朝昼晩と一緒にご飯を作って食べ、昼は昼寝をしたり、洗濯や掃除をしたり、校庭や体育館でスポーツやゲームをしたり、散歩をしたり、写真を撮ったり、夜はトランプや人生ゲームやダーツで遊んで盛り上がったり、DVDを見たり、屋上で満天の星空を見たり、それぞれの国についてなど様々な話をしたり……毎日「おはよう」から「おやすみ」まで一緒に生活をして、体を動かして、喋って、笑ってといった日々が本当に楽しかった。メンバーみんながお互いを理解しようとし、協力し合い、楽しもうとしていたから充実した生活を送ることができたのだと思う。もちろん英語が拙くて自分の言いたいことを上手く表現できなかったこともよくあったけど、誰も嫌な顔をせずゆっくりと聞いてくれたし、自分が喋ろうという意思を持っていたら楽しく会話をすることができた。仲良くなることに言葉も国籍も関係なく、国が違うからこそ色々な価値観や国のことを知ることができて面白いんだということを改めて感じた。 このワークキャンプに参加する前、個人的な理由でかなり気分が落ち込んで不安でいっぱいになっていた。でも、昭和村に来て自然に囲まれた環境で体を動かし、村人や苧麻倶楽部のスタッフさん、リーダー研修に来た人たちやゼミ合宿に来た大学生、そしてワークキャンプメンバーと出会って喋って語って楽しんでいるうちに、かなり気持ちが軽くなっていた。周りの人たちの元気さやパワーに触れて刺激を受け、私自身も元気さとパワーを取り戻すことができた。少しでも自分に自信を持つことができるようになった。昭和村ワークキャンプに参加できて本当に良かったと思うし、ここで出会った全ての人に「ありがとう」と感謝を伝えたい。 |
