国内・海外ボランティア活動を行う
国際ボランティアNGO NICE(ナイス)は
1990年の設立。国内・海外約90か国で
ワークキャンプ等の各種事業を行います。
●ガザでの即時停戦を呼びかけます。
●ウクライナと世界の平和を強く求める、緊急声明とアクション
- 国際ボランティアNGOのNICE トップ>
- 国内ボランティア・国際ワークキャンプ>
- 危機管理の基本方針(短期国内)
安全管理・危機管理に関する基本方針
1)安全管理・危機管理に関する基本方針
ボランティア活動は、自己責任が基本であるが、団体として、危機管理対策を行うことは重要である。しかし、事故や事件というのは、いつ・どこで・何が起こるかわからない。そこで、特定非営利活動法人NICE(日本国際ワークキャンプセンター)(以下、NICE)では、自然災害・国際テロ・感染症・犯罪などをはじめとする不測の事態に対応するために、危機管理対策をたて、楽しく安全な国際ボランティア活動の実践を目指す。
2)緊急時の対応と支援対策
重大な事件・事故あるいは重大な危機的な状況が発生した場合には、代表もしくは事務局長の指示により危機管理対策本部を設置し、直ちに対策に着手するものとする。危機管理対策本部には、「参加者・家族対応担当」、「情報収集・現地派遣対応担当」、「渉外手配担当」、「広報メディア担当」、「総務経理担当」などの担当を置き、それぞれの役割に応じて危機対策にあたる。
3)参加前の安全教育
NICEでは参加者の安全意識を高めるために、オリエンテーション、プレ・ワークキャンプ、受入案内資料において、トレーニングや必要な情報提供を行う。また、NICE が主催する事業のリーダーへは、危機管理についての安全教育を実施する
4)参加中の危機管理
4-1)国内事業
事業を共催する団体とともに参加者の安全管理を行う。
4-2)海外事業
参加者から「フライトスケジュールの連絡カード」の提出を義務付け、渡航日程の把握に努める。さらに、中長期ボランティア参加者は、「現地滞在先連絡カード」の提出を義務付け、危機管理に関する状況把握を行う。
5)必要な保険について
5-1)国内事業
参加者に対してNICEが保険加入を行う。ただし、補償内容等が限定されるため、本人の希望があれば、自己負担で本人が保険の加入を行う。
5-2)海外事業
海外で開催される国際ワークキャンプ・中長期ボランティアの参加者へは、「海外旅行傷害保険」などの資料配布と加入案内を行い、必ず保険をかけるように義務付ける。
6)危機管理マニュアル
NICEが作成する危機管理マニュアルは、適宜更新・改善を行い、様々なリスクに対応ができるようにする。事件・事故が発生した現場においては、身体・生命の安全確保を第一とする。
7)海外における危機レベルと参加の実施/延期/中止/帰国等の判断
海外危険情報の収集において、刻々と変わる現地情報を的確に把握する必要がある。そのために、外務省の海外安全ホームページを基本としながら、各国大使館や現地NGO 等からの情報を総合的に判断し、渡航の準備や安全対策を講じる。NICEでは、下記の4段階の危険度の区分に応じた対応をとる。
この「海外危険情報」は法令上の強制力をもって渡航を禁止したり、退避を命令したりするものではないが、海外への派遣の実施、中止、延期、継続、途中帰国の判断をする場合、これらを十分参考にしながら判断することとする。
該当地域・渡航経路地域 での想定状況 |
外務省などの安全対策の目安 | NICEの対応 | |
---|---|---|---|
Level 4 | *戦争・内乱・国際テロ・重大事 件・事故等の発生 *大型の自然災害・広域型の感染 症・疫病等の発生 *戒厳令・非常事態宣言等の発令 *治安の悪化やその他の重大な事 象の発生が想定される状況 |
「退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」その国・地域に滞在している方は滞在地から,安全な国・地域へ退避してください。この状況では,当然のことながら,どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。 | <参加前> *プログラム紹介停止 <参加決定後・出国前> *プログラム変更の指示 *変更料なし <参加中> *参加者の安否確認 |
Level 3 | *流動的な社会情勢・政情不安・ 不安定な経済情勢 *中規模の事件事故等の発生 *感染症・疫病等の発生など衛生 状況等の悪化 *該当地域で治安の悪化やその他 の事象の発生が想定される状況 |
「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」その国・地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。(場合によっては,現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。) | <参加決定後・出国前> *本人の希望により、変更 *変更料なし <参加中> *家族の要望により、 参加者の安否確認 |
Level 2 | *やや流動的な社会情勢が想定さ れる状況 *小規模程度の事件・事故等の発 生 *衛生状況や治安が該当地域でや や悪化している状況 |
「不要不急の渡航は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに,十分な安全対策をとってください。 | <参加決定後・出国前> *本人の希望により、変更 *変更料なし <参加中> *家族の要望により、参加者の安否確認 |
Level 1 | *上記以外のやや不安定な状態等 が散見される状況 |
「十分注意してください。」その国・地域への渡航,滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。 | *渡航経路や滞在方法に関する注意喚起 |
8)情報公開
「安全管理・危機管理に関する基本方針」は、NICEのHP上で情報公開を行う。
pdfバージョンはこちら
- 2024/09/09 NICEが加盟し、現在事務局長を努めるNVDA(アジア・ボランティア発展ネットワーク)の会報Vol.18が届きましたので、シェア致します! NICE News
- 2024/09/07 月例報告9月号(8月の活動報告)をお届けします。今回はインド:チベット文化と子ども教育、フィリピン:有機農業、島根県:まちづくり、福岡県:棚田を守る、オンライン:世界平和アクション・デー等、盛り沢山☆ぜひご覧下さい! NICE News
- 2024/09/07 12/22-30・待望のアフリカでクリスマス・ワークキャンプを決定・募集開始!サファリウォークやパトロールで野生動物保護 NICE News