売春街として有名となったタガルジョ。そこれ暮らす子ども達の心のケアをするというワーク。わたしにどんな事ができるだろうと不安だった。しかしその不安はすぐに消え去った。子ども達は屈託のない笑顔で迎えてくれた。どこにいてもやっぱり子どもは子どもだった。どこに行くにも後ろを着いてきて可愛かった。子ども達に愛をあげるつもりでいったのに、逆に可愛い笑顔をもらって癒されてしまった。

そんな子どもたちに遊びを提供した。安全に遊べるシェルターとしての場所を作り、習慣化されてないはみがきの練習や折り紙などを教えた。日本でも流行っていたマルマルモリモリダンスが一番人気で、一生懸命踊りを覚えていた。
このワークキャンプで一期一会の大切さを実感した。出会いがあれば、別れもある。見ず知らずの人達が集まって2週間共同生活をすると、絆も深くなり別れがつらかった。この瞬間を共に過ごした事がかけがいのない思い出となった。だから、最後は笑顔で「Sampia Jumpa lagi(また会おうね)」と言い合った。