国内・海外ボランティア活動を行う
国際ボランティアNGO NICE(ナイス)は
1990年の設立。国内・海外約90か国で
ワークキャンプ等の各種事業を行います。
●ガザでの即時停戦を呼びかけます。
●ウクライナと世界の平和を強く求める、緊急声明とアクション
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参加者プロフィール
- 名前
- 今村未来さん
- 年齢
- 19歳・大学2年生
- ボランティアや海外経験
- 海外は初めて。
- 英語力
- 得意ではなく出発前はうまくコミュニケーションがとれるのかとても不安だった
- 参加国・プログラム
- マレーシア(3月参加)/Hope Learning Center(後半1週間参加)
難民の子ども達と遊んで生活をサポート
▼このプログラムを選んだ理由
大学で教育と福祉について学んでいます。
その中でも児童福祉を専攻していて、子どもの幸福について興味があり、このプログラムに参加しました。
▼出発までの不安と到着後の現実
言葉が通じない中で、うまくコミュニケーションがとれるのか出発前はたくさんの不安を抱えていましたが、
実際現地に到着すると、現地の人は優しいし、子ども達はすごく懐いてくれるし、
同じ日本人の参加者にも恵まれて、その不安は1日目で消し去ることができました。
幼い子どもはゾミ語を使っていましたが、ゾミ語と英語が両方使える子どもが通訳してくれました。
言葉が通じなくても、身振り手振りや表情で会話をすることができ、仲良くなれました。
笑顔でいれば大丈夫でした。
言葉の通じない私を「Teacher!」と言って子ども達が手を引き、慕ってくれました。

▼日本とはあまりにも違う生活
お風呂は水だし、トイレは汚いし、ゴキブリはたくさん出るし、ネズミもいるし、
おまけにクアラルンプールで断水まで行われて本当にサバイバル生活でした。
でも現地での私の目標は、「とにかく楽しむこと」でした。
その目標を持っていた私には、その体験全てが「日本では経験できないこと」として、楽しむことができました。
何かをするにあたって、一番大切なのは楽しむことだと思いました。
笑っていれば、大抵のことは乗り越えられました。

▼「子どもと遊ぶ」ことがボランティア?
出発前は、ボランティアの内容をただ「子どもと遊ぶ」としか伝えられていなくて、
それが果たしてどうやって役に立って、ボランティアと言えるのか全然想像ができませんでした。
しかし、難民の子ども達は、様々な理由で親が長時間働かないと生活できないことが多く、
お昼に親が子ども達の面倒を見ることができず、
また難民センターの先生だけでは監督しきれないため、ボランティアが来たときのみ公園で遊べるということを知り、
子どもと遊ぶことが支援になっていることを理解できました。
ひたすら子ども達の遊び相手をしました。
公園に行ったり、スポーツデーを開催したり、家までの送迎バスに同席したりもしました。
子ども達と遊ぶことは楽しく、難民についてなぜ支援が必要なのかも学ぶことができました。
私たちが子ども達に何かをするというだけでなく、私たちもこのボランティアで得られるものはたくさんありました。

▼子ども達からのサプライズ
断水の影響でワークの日数が減ってしまい、今日で子ども達と会えるのは最後だと突然告げられ、明日も会えると思っていた私はショックでした。
しかし、子ども達が急遽予定を変更して、サプライズでお別れパーティーを開いてくれました。
部屋には一つ一つメッセージが書かれた風船が飾りつけされていて、
子ども達は私たちのために歌をプレゼントしてくれました。本当に忘れられない思い出です。

▼準備お役立ち情報
