国内・海外ボランティア活動を行う
国際ボランティアNGO NICE(ナイス)は
1990年の設立。国内・海外約90か国で
ワークキャンプ等の各種事業を行います。
●ガザでの即時停戦を呼びかけます。
●ウクライナと世界の平和を強く求める、緊急声明とアクション
養護施設でのワーク
【スペイン海外ボランティア】
- 名前
- 匿名希望さん
- 性別
- 女性
- 年代
- 20代
- 属性
- 学生
- 参加国
- スペイン
- プログラム名
- 海外国際ワークキャンプ
- 期間
- -
- 内容
- 厚生施設養護施設でサポート


身近なところにもやれることはたくさんあるのに、それをしないで遠くにばかり目を向けている自分に気がつかされました。
私の参加したキャンプは、元ドラックユーザーの人たちの厚生施設養護施設でした。
入所者の中にはHIV陽性の人もAIDSを発症している人もいましたし、国籍もスペイン以外にもアフリカ系の人もいました。それぞれの人がドラッグに頼らない生活に復帰し、社会の中の一員として生活出来るように更生プログラムとして、木工や農業、掃除などの仕事を与えられています。ここでは社会復帰よりもドラックのない規則正しい生活を送ることを目指されていて、最短2年で退所し、職業訓練をその後受けることになっているそうです。また養護施設としての機能としては、重度のドラックアディクションで脳に障害をきたしている人たちが入所しています。
こういった特別な施設であり、公用語もスペイン語のせいもあってか、今回参加したのは私も含めてたった5人でしたが、この施設はもともとカトリック系ということもあり、奉仕の意味も含め、多くのボランティアによって支えられている施設だそうです。

私たちに与えられた仕事は掃除、洗濯、養護施設入所者の介助でした。スペインというお国柄もあって、私たち短期ボランティアもすんなり受け入れられ、毎日のタスクとしては楽しいものでした。しかし、私はもともとHIV/AIDSのことに興味があって行ったのだけれど、自分で壁を作ってしまっていた気がします。異文化理解とかよく言われているけれど、グループ化してまとめて考えてしまうのではなく、私たち日本人一人一人だって異なるように、もっとその人一人一人を見ていく必要があると私は思います。
話はそれましたが、この仕事に関しては正直スペインでやる必要があったかどうかわかりません。私の祖父も特別養護施設で暮らしていますが、介助などしたことありませんでした。身近なところにもやれることはたくさんあるのに、それをしないで遠くにばかり目を向けている自分に気がつかされました。
でも色々な価値観を持った人たちを関われたことは本当に良かったことだと思っています。
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