国内・海外ボランティア活動を行う
国際ボランティアNGO NICE(ナイス)は
1990年の設立。国内・海外約90か国で
ワークキャンプ等の各種事業を行います。
●ガザでの即時停戦を呼びかけます。
●ウクライナと世界の平和を強く求める、緊急声明とアクション
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《 参加者の声・体験談》
自分にとっての新たな居場所、また休暇期間中に訪れたいと思える場所となりました。蒸し暑くて混沌としたイメージのあるインド社会とは裏腹に、標高1,500mの山の中腹に位置するダラムサラの街は空気と水が綺麗で、人と動物と自然が共生した社会が広がっています。ちょうどインドのモンスーンの時期にあたり、短時間の激しい雨が1日に数回降るような気候でしたが、その雨音も心地よく感じることができる自然が広がっています。ダラムサラはチベット亡命政府が置かれている地域で、チベット民族の指導者であるダライ・ラマ法王居住がある地域でもあるため、多くのチベット難民が住み、チベット仏教が根付いている社会です。
午前中は地元の小学校に訪れ、子どもたちとの交流及び小学校の塗装作業を行いました。子どもたちとの交流の中で特に印象に残っている出来事が、小学校の子どもたちとクリケット大会をしたことです。 みんなと言語や出身、出自が異なることから自分自身、ワークの前半はあまり親しい交流をすることができませんでした。しかし、スポーツを通してコミュニケーションを図ることで、互いの距離感が縮まり、その後はより親しい交流を行うことができました。この経験から、スポーツを通じた異文化交流の意義を実感することができ、一つの共同作業は言語や国籍といった様々な違いを越える力があることを学ぶことができました。
また、午後からは地元の博物館や文化会館、お寺などチベット文化について触れて、理解を深めるワークが用意されていました。これらの経験から、故郷からの迫害を余儀なくされ、難民として命をかけてインドに亡命してきたチベットの人たちが繋いできた生命、民族の意志、そのアイデンティティの強さを感じることができ、ダラムサラの魅力をより感じることができました。 私は、元々仏教に興味・関心があり、チベット仏教について深く学びたかったから参加しました。しかし、実際に現地の施設に行き、地元の人からの話を聞くと、チベット仏教の知識やその中身以上に、チベットの人たちが置かれている政治的立場や国際政治、人権問題などに触れる機会が多く、その深刻さ、複雑さ、難しさに心を打たれることが何度もありました。明日が当たり前のように来ることを確信して平和な日々を送っている人がいる一方で、故郷を失い、幼い頃から両親を失い、安定した居住を得られていない環境下でも、毎日を一生懸命に生きる人たちがいる。この状況を実際に目の当たりにしたことで、自分がいかに恵まれた環境で生活をし、平和ボケをしていたのか気づくきっかけとなりました。 それと同時に、今も世界で起きている紛争、国際政治、人道問題に対して見て見ぬふりをするのではなく、それにしっかりと目を向けていくこと、そして微力ながらも支援を必要としている人たちに対して力になれるように、将来自分は何ができるのか、本気で考えていきたいと思える機会を得ることができました。
(2023年インド「FSL-WC-232」参加者 kimkimさん)
《南アジアプログラムのおすすめポイント》
①日本からも4~7時間と遠くなく、航空券も安い!

➁NICEが主催する事業が多く、日本人が一人だけになりにくい!

③日本では冬の時期でも暖かい気候の中で活動できる!

④人がやさしく、食べ物も美味しい!

《よくある質問(Q&A)》
・はじめてでも安心?
▶参加する人ははじめてのかたがほとんどです!研修もあるので事前に準備をして渡航すれば安心です。心配な方には日本人参加者のいる可能性の高い「主催」プログラムを選ぶのもおすすめです。・費用はどのくらいかかる?
▶航空券とプログラムの追加費用によりますが、2023年-2024年の東南アジアのワークキャンプ参加者の体験談によると、航空券や前後の旅行代も全部含めて10万~20万円台だった方が多いです。・英語が苦手だけど参加できる?
まずは知っている単語やジェスチャーを使ってでも、コミュニケーションを取る姿勢があれば大丈夫。わからないことは積極的に確認しましょう。何からはじめよう? そんな方はこちら
海外・国際ワークキャンプ参加までの流れ
<STEP2>受け入れ許可
受入団体から通知が届き次第、すぐにメールでご連絡致します。
その後メールでビザや予防接種のご案内、過去の参加レポート、受入団体の資料等をお送りします(*)。受入通知が来るまでは、こちらから特にご連絡致しませんので、ご了承ください。
*この際、「オンライン申込書」を返信用封筒と共に郵送致しますので、未成年の方は捺印・記入して返送して頂きます。
<STEP3>参加までに準備すること
早めに航空券の予約(案内状が来るのを待たずに、受入が決まったらできるだけ早く!)、パスポ-トやビザの取得、予防接種等の準備を済ませます。
NICEの週末ワークキャンプで経験者の話を聞いたり、日本で環境保護や福祉を体験(参加時のワークや討論で役立つ!)できます。現地の社会を調べたり、英会話・現地語の練習も大切です!
<STEP4>事前研修に参加して不安を解消
オンラインでのオリエンテーションと、対面での総合研修から選べます。
詳細は受入後にご案内します。
研修開催情報
* 「総合研修」は本番を想定し、ワーク・自炊・ゲーム・英会話などを体験する、楽しい土日合宿。
「オリエン」は土日は忙しい人のために、平日夜にワークキャンプの説明を行う、便利な企画。
経験者や今年行く人達に会えるし、色々な質問もできて不安もなくなった、と大好評です。