学校訪問について ~ワークキャンプリーダーお役立ち情報集~

学校訪問について

学校訪問は、開催地側や参加者にとっても、とても好評のプログラムです。より多くの人たちと関わりをもつことができ、たくさんの人を巻き込むきっかけにもなります。準備は、共催とリーダー一緒に準備する場合もあるし、リーダーが中心となって準備をすることもあります。

①学校と連絡(遅くとも本番の2ヶ月前には必ず。)

訪問に行く学校と連絡を取ります。もちろん、電話をする時は、最低限の礼儀には気をつけます。既に、共催側が連絡を取っている場合は、担当の先生の名前を聞いておくのがBEST。また、新しく学校を開拓する場合は、共催側と相談し訪問できそうな場所を紹介してもらうなどしましょう。総合学習の時間は年間を通して計画してあるものもあるので、早めにコンタクトを取ります。開催地訪問に行ったときに、訪問するのがベストでしょう。

②企画を立てる

学校訪問のプログラムを考えます。やはり国際ワークキャンプで行くのなら、自分達の持ち味となる国際色を活かした内容にしたらいいでしょう。もちろん、そのワークキャンプで取り組んでいる内容の紹介などすると、地域での活動を紹介できる場にもなります。

*目的の明確化と共有
 担当の教師と、何を子ども達に伝えたいのかなど、ただプログラムをこなすだけでなく、目的を共有してから、プログラムの内容を考えます。メールなどで連絡をこまめに取ることによって、信頼関係が築けます。

*役割分担
 学校訪問のプログラムを作るときは、リーダーだけでやるのではなく、既に決まっている日本人参加者に任せるなど、役割分担をするといいでしょう。ただし、責任感をもって取り組める人を選んでやらなければ、信頼を失いかねないので。特に、対象が子どもとなるので、注意して役割分担をしよう。

*時間
時間は、ゆとりをもった設定にするといいと思います。英語から日本語に通訳が必要な場合や、生徒さんの人数が多いときなどは特に、意識して余裕をもたせたほうがいいでしょう。
また、自由時間を作ると子ども達の元気が倍増し、自然な交流ができたという感想がありました。
 
例1)中学校訪問
・自己紹介 【15分】
・各国ゲーム【20分】
・各国のボランティア活動の紹介【15分】
<休憩>
・各国の環境問題について【20分】
・のワークキャンプの活動について
(例:里山保全活動について)【20分】
・共催団体の活動紹介【5分】
・植樹活動【10分】
例2)小学校訪問
・自己紹介 【15分】
・各国ゲーム【20分】
・クイズ大会(伝統文化・習慣等)【30分】
<休憩>
・参加者からの発表。【20分】
(ボランティアを通して感じたこと)
・まとめ 【10分】
 

③本番直前準備

スケジュール・会場・使用器具などを担当教師と共に確認。詳細の打ち合わせを行う。参加者内の役割分担決め。教材作成をする。オリエンテーション。学校の中でのマナーの確認。

④本番の運営

 さて、本番の運営です。時間には遅れないようにしましょう。過去に、時間に遅れてしまい、その後のスケジュールがすべて変わってしまい、ワークキャンプのために学校側が準備をしていたものもできなかったということがありました。 また、日本人が通訳だけの役割として見られがちになりますが、学校側に、日本人参加者もワークキャンプの一員で、通訳だけのために学校訪問に来ているのではないということを事前に伝えておきましょう。過去に、外国人だけにプレゼントが用意されていたことも・・・。本番は、常に『笑顔』を忘れずに、自分が楽しむということを忘れずにいれば、自然と学校訪問は素晴らしいものとなるでしょう。